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湘南日独協会のシュタムティッシュ「談話室SAS」をご紹介します
会員 伊藤 志津子
シュタムティッシュは2014年6月に始まり、2020年3月から2021年10月はコロナで休会となり、2021年11月に再開しました。
SASはSchwatzerei<おしゃべり> Am<で> Stammtisch<常連客のテーブル>の短縮です。
「Stammtisch」の本来の意味は、
レストランや居酒屋で常連客が連日のように集まる一角(テーブル)のことです。
その席の常連客はビールなど飲みながらその日の出来事を皆に話して聞かせます。
おしゃべりだけではなくトランプ遊びなどで盛り上がることもあり、
そのような目的で定期的に常連席に集まるグループも「Stammtisch」と呼ばれます。
湘南日独協会のシュタムティッシュを始めるにあたって、
当時の松野義明会長(故人)が集まりの目的として挙げられたのは、
――リラックスした雰囲気の中で日本人、ドイツ人、他の外国の人との出会いがあり、
気楽に話をする中で「ものの見方」について相互的関心と理解を深める――ということでした。
現在、参加者10名ほどの中にドイツの方も1, 2名おられ、ドイツ語でおしゃべりすることも出来ます。
日本と海外の生活習慣や文化の違いを紹介し合ったり確認したりしています。
政治のありかたや教育制度の良し悪し、読書、買い物、料理など話題はさまざまです。
最近ではコロナ対策の現状やウクライナとロシアの現実も話題に出ています。
参加者は自由に話すことでよいのですが、2時間を充実させるためにあらかじめその日のテーマを決めて、
テーマを決めた人に話の口火を切ってもらいます。必要に応じてその人が資料を持参されることもあります。
参加者それぞれの興味のあり方により、話題がどの方向に進むかは全く予知できません。そこが自由で楽しいです。
2時間の「談話室SAS」の後に皆で居酒屋に向かい、それからが飲みながらのシュタムティッシュとなり、
ドイツやスイスのStammtischにより近くなります。
これまでのテーマの一部を参考までにご紹介します。
2014年『外国人』,『自由時間の作り方』
2015年『人と動物のつきあい』,『住まい・生活空間』
2016年『モラル崩壊』,『個人情報保護』,『Inklusion』,『幸せとは』,『音声情報と標語にあふれる国』
2017年『日本人らしさ』,『日本のマンガ文化』,『技術』,『Premium Friday』,『経験から得た知』,
『お金』,『歴史豊かな静岡市』,『大人たちの時間』
2018年『結婚と離婚』,『Fasching 「Die fuenfteJahreszeit」』,『日曜日』,『おもてなし』,
『良寛の足跡を訪ねて』
2019年『ねこブーム』,『元号』,『郷に入っては郷に従え』,『森鴎外』,『NIMBYとは何でしょう』,
『Tokushima Anzeiger』
2020年 『面白かった本の紹介』,『朗読の楽しみ』
2021年 『ドイツにおける弓道』
2022年 『イースターはいつ?』,『コロナ対策事情、ドイツと日本』,『DieGermanen』,
『外国人に対する日本語教育』,『アメリカと欧州』
「談話室SAS」に是非お立ち寄りください。
お待ちしております。
日時:月一回(8月は夏休み)第二火曜日。
午後3時15分から2時間。
会場:湘南アカデミア、江ノ電第二ビル
江ノ電沿線新聞社4F。
参加費:1,000円
お問い合せ: 伊藤志津子0466-28-4609
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