1月23日総会に先立ってベアーテ・フォン・デア・オステン女史(以下オステン女史とさせていただきます)の講演をお聞きし、心からの感動を覚えると共に、オステン女史の「知性と教養」の高さ、深さに驚嘆し、言葉もありませんでした。更に、表情や「手振り、身振り」(mit Haenden und Fuessen)、特に「手振り」の使い方は心理学の会得を深くうかがわせます。
私事となり失礼しますが、私が協会に入会したのは一つは三田会の友人佐藤君(前橋)の紹介と共に、亡き父が、外交官(正規入省ではなく戦時通訳)で戦前イタリア・フランス・ドイツに勤務し、亡くなる昭和40年迄に、よく父から「翻訳・通訳」の話を聞いていたためと今はまったくダメになったドイツ語を高校、大学とやっていたのが、その理由であります。