3月懇話会 伊藤ご夫妻による「ワインよもやま話」

会員 大澤由美子



伊藤一氏と箏の前の志津子夫人



 ワインと言えばヨーロッパなのに、中国の古箏で「紡織忙」「春苗」「漁舟唱晩」の伊藤夫人による演奏が始まる。
 中国もずい分昔から葡萄酒を飲んでいたのだから・・・
 当時の人たちも、古箏の調べを聞きながら杯を重ねていたのかと思うと、芳醇な葡萄酒の香りが漂ってくるようだった。その後、伊藤氏の話となる。

◎赤玉ポートワインで「赤はポートだ」と自学したが、白玉ポートワインを知った時???となった。
◎ゲルマン民族の移動でドイツにワインが入ってくるがルネッサンスまでは1部の人たちの飲み物であった。
◎大航海時代に大量のワインを積んだ探検船が世界中にワインを広めた。
◎赤ワインは室温、白ワインは冷やしてではなく、リンゴ酸・炭酸・乳酸・タンニンの含有量で決まること。
◎ラクレットというチーズ料理には決まった白ワインだが、肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワインとは限らない。

…等々次から次へ面白い話が続いた。まさに、四方(よも)八方(やも)話であった。
 ワインを楽しむ会では、ご夫妻が厳選されてご持参された十数種類の白ワインを(会場が居酒屋だったため)茄子の漬物・天ぷら・刺身・めざし等で飲んだが、これがなかなかいける。改めて、ワインの魅力を知ることになった。


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