150周年記念音楽会とその後

湘南日独協会会長 織田正雄


 5月9日湘南日独協会主催の記念音楽会「日独音楽家の集い」を盛大に開催することができました。会員の皆様並びにご支援を戴いた多くの方々に厚く御礼申し上げます。記念の催しはこれからも続きます。最近の動きなどをお知らせいたします。
 6月2日から4日まで、ミュンヘンでドイツの独日協会連合会の総会が開催され、日本からは木村敬三日独協会連合会会長代行、大阪日独協会から和田常務理事、湘南日独協会からは私と竹内三都子さんの4名が出席しました。例年ならば10名程度の出席者がおりました。
 初日の会談は「Jugendaustausch 青少年交換」で20近い独日協会からこれまでの実績の報告と将来への希望が述べられました。「交換は姉妹都市関係で行うのがやり易い」「ドイツにはある青年部会が日本には無いので話し合いができない」「マンガが青少年交流の良いテーマになりつつある」「ベルリンではマンガクラブ会員が13万人いる」等の発言がありました。日本側で青少年交流を担当しておられる栃木日独協会橋本会長の提案(織田代読)「今年はドイツから東日本大震災の被災地へのボランティアを寄越さないか」の提案は「放射能汚染地に若者等は送れない」ときっぱり断られました。
 二日目は神余駐独大使、Siemens取締役、DOCOMOドイツ社長の講演が主で、夜は大使の招宴がRathausで開かれました。
 三日目は参加者全員による会議で、日独パートナー会議は三年ごとの開催とすれば次回は2014年との意見が大半でしたが、2015年でも良いとの発言も出ました。その後各協会が集めた日本への義援金の詳細説明があり、トータルではEUR1,619,676になっていること、一部は提携している日独協会に送っているが、連合としては約124万ユーロを日独協会連合会へ送ることになりました。日独協会連合会はどこに届けるか検討し6月末までに決めることを要望しました。
 宿題をいくつか渡された会議でした。その後、数カ所の都市を回りましたがどこでも日本への義援金を募集しているのが目につきました。なお、150周年記念行事は10月23日の有栖川公園での閉会式で終わると言われていましたが、ドイツ側では来年まで延長を希望、23日はFestの一つという考えに変わってきているのが近況です。


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