湘南日独協会創立15周年記念
特別寄稿



湘南日独協会創立以来15年になるとのことについて

会員 古橋昭子


 「え〜もう15年!」という時の速さに驚く反面「まだ15年」だったのかという想いもある。こうした特定の目的や意味をもたない会としては、驚く程内容が濃密な会であることによるものと思われる。私も「おもちゃの話」をさせていただいた。その時々で色々な方から興味ある話を伺い、その後のコーヒーブレイクは楽しいものであった。
 1998年発足から2年半、2000年の4月からドイツ語講座が始まり、講師としてSeinsch先生をお招きできたのは大変幸なことだった。Seinsch先生は東京の日独協会でのドイツ語講座を御担当して居られ既によく知って居たので喜んで私も受講させていただくことになり、どういう訳かドイツ語講座の仕事は私のものになって終い、名簿、スケジュール、テキストの購入などもすべて引受け出欠表を松野さんに最終回にお渡しするとすごーく立派な終了証書を作って下さり驚いてしまった。その後、講師の方々は変わって終いましたが講座はうまく進んでいる様でうれしく、途中でお世話をできなくなった事を心苦しく残念に思っている。
 ドイツ語が始まって間もなく、現在の「アムゼル」となった合唱の会が、ドイツ語と同じく藤沢カトリック教会を借りて始まったが、今ではプロ級に上達なさったことは大変によろこばしいことである。




リヒターさんの料理教室(10周年のあゆみより)


 私が元気だった頃、リヒターさんの御指導で同じカトリック教会内のキッチンをお借りしてドイツ料理講習を2回楽しく行ったが、こちらの世話人はドイツ語会話より少々面倒であった。その後リヒターさんがオーストラリアに移住なさったせいもありそれっきりとなって終わった。次第に古い人から新らしい人へと会も変化してゆくことであろうが今の様に品の良い会が続いてゆくことを望んで止みません。会報Der Windを出すとき一番始めdie Windと書かれて居り、色々な風が吹くものと思ったが東西南北色々吹いてもこれはDer Windでなければならない。Der Windにはもう一つ別な意味もあるが、私達の会報は勿論「屁」ではなく、かぐわしい風であることは間違いない。
 本協会の末長い発展を心から願っている。


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