湘南日独協会会報 Der Wind
 VOL.24 NO.4 通巻 138
 発行 2022.12.11
 更新 2023. 2. 4
 記事の内容がやや古く戻って居る
 可能性があります 暫しご猶予を
 (2023/02/07 YT)
 ★只今休止中です++★

 連絡先
 TEL: 0466-26-3028
 FAX: 0466-27-5091
 Mail:
 jdgshonan.official@gmail.com
 ご案内
 湘南アカデミアの地図
 〒251-0025
 藤沢市鵠沼石上1-1-1
  江ノ電第2ビル7F
 関連協会: 日独協会(JDG)  横浜日独協会(JDGY)
 提携協会: ワイマール独日協会

  全国日独協会連合会一覧

更新情報とインデクス

最新更新情報  Aktualisierung ★下線付きの各項目をクリックすると各記事に移動します

2022年12月13日
2023年 2月 3日
2022年9月10日
2023年 1月20日
2023年 1月20日
2022年12月25日
2023年1月03日
2022年2月10日

会報 Der Wind 12月号発行 : 開催行事の予定寄稿記事を更新しました
合唱団アムゼル 団員募集!2023年 2月 1日報告 2月の練習日程など
談話室(SAS)の今後の予定 9月以降のSAS
SWZ(Singen wir zusammen!) 01/20の情報を追加 2月〜7月のSWZの予定
見て聴いて楽しむ音楽史 フランスのバロック音を2月2日に開講しました
読書会 紹介文、日程表(2023年1月〜6月)を更新しました
ドイツ語講座 2023年2月から5月のご案内と日程表を更新しました
ドイツ語教材 動画で学ぶドイツ語の発音・発話のご案内を追加しました

インデクス  Inhaltsverzeichnis
 会員の皆様へ  募集  湘南日独協会 開催行事の予定(★変更になっています、ご注意ください)
 Der Windへの寄稿記事


駐日ドイツ大使レセプション並びに全国日独協会総会への出席

湘南日独協会 会長 島 新

2022年も12月となり、今年も残りわずかです。 コロナ感染は増えたり減ったり、なかなか終息の様子が見えません。 そのような中で、当協会の諸活動は、一時制約を受けましたが次第に復活し、 感染対策に注意を払いながら、様々な活動、催しを成功裏に実施することが出来ました。 これもひとえに、皆様のご協力と、それぞれの催しを推進するのに献身的に尽力された方々のおかげと、感謝する次第です。 篤く御礼申し上げます。

大きな行事では、コロナ禍のため、3年前より中止していた、湘南オクトーバーフェストは、 今年も開催できませんでしたが、代替として同じ会場の藤沢市民会館にて、人数を制限し、 昨年に引き続きミニコンサートを開催出来ました。 同じく10月に、JR藤沢駅前にあるサンパール広場で開催された藤沢市の藤沢国際交流フェスティバルと 鎌倉国際交流フェスティバルに参加でき、当協会の宣伝にもなったと思われます。

一方、9月には、ドイツ大使公邸での、昨年着任されたDr. フォン・ゲッツェ大使のレセプションが開かれました。 同所では、大使にお会いし、話を聞くことが出来ましたが、 本年4月に湘南日独協会の例会でご講演をいただいたドイツ大使館主席公使のDr.フィーツェ氏にも再会出来ました。 同氏は、来年6月に本国に帰任される予定で、離日前に再度、 当協会で話をされたいとのことで、急遽来年4月の当協会例会にて記念講演をして頂くことになりました。 同氏は、当協会にとっては2回目の講演となりますが、神奈川県に留学されていたこともあって、 当協会に来ることが大変楽しみのようでした。

また、年明けの1月の例会で講演をいただく予定のロエル氏にも、 お会いすることが出来、初対面ながら快く確認のご返事を頂けました。 同氏は、ノルトライン・ヴェストファーレン州の貿易振興公社の日本法人の代表で、在日も長く、日本通の方です。

この時のレセプションに引き続き、別の会場で、コロナ禍で長らく開催が休止されていた、 全国日独協会連合会の総会並びに講演会が久々に催され出席し、 連合会加盟の各地の日独協会の方々と懇親を深め、活動の状況を知ることができたことは、有意義であったと考えています。 当協会の活動状況も、簡略に発表しましたが、コロナ禍の対策を取りながら、 当協会程多くの活動を実施しているところはないように見受けられました。

このレセプションと連合会の会合を通じて、様々な方々にお会いできました。 特に、ドイツ大使館の方々、連合会の役員の方々、又、 若い人中心に活動されている日独ユースネットワークの方たちとも知り合えたのも有意義でした。 こんなこともありました。大使館から連合会の会場までの移動の折に、 日独協会連合会副会長で元ドイツ大使を務められた中根猛氏(のタクシーに、一人分空いていたので、 初対面でしたが同乗させて頂いたことです。気さくな方で、10分ほどの道中どのような話をしたか、 覚えていませんが、その後しばらくして、不慮の事故がもとで亡くなられることになろうとは、 全く想像もできませんでした。残念なことです(合掌)。

また、来年は、当協会創立25周年です。来年から再来年にかけて、様々な記念行事を開催してゆく予定です。 皆様のお力添えとご協力をこれからもよろしくお願いいたします。

皆様、良いお年をお迎えください。


 募集
 湘南日独協会 会員募集中
  湘南日独協会では、会員を募集しています
   入会申込書(PDF版)を、 こちらからダウンロード、印刷、ご記入の上、協会まで送付下さい
  もしくは
   入会申込書(入力可能PDF版)を、 こちらからダウンロードし、ダウンロードしたPDFを開き、
   必要事項をご記入頂き、(入力可能な欄は青く表示されます)
   また、選択して頂く項目は、クリックするとチェック印が出ます、
   (もう1回クリックするとチェック印は消えます)
   記入後に保存の上、 こちらから、協会宛のメールに添付し、送信下さい

 ドイツ語オンライン講座 2022年/2023年のご案内

   ドイツ語オンライン講座のご案内(PDF)  2022/08/08 更新
   (2022年 秋・冬期 10月〜3月版)
   ドイツ語講座の日程表(PDF)  2022/09/25 更新
   (2022年 秋・冬期 10月〜3月版)

   ドイツ語オンライン講座のご案内(PDF)  2022/12/11 更新
   (2023年 春・夏期 4月〜9月版)
   ドイツ語講座の日程表(PDF)  2023/01/03 更新
   (2023年 春・夏期 4月〜9月版)

  来期(2023年4月〜)ドイツ語講座のご案内
   ドイツ語講座では、今期の「初級、中級1、中級2」の3クラスに加え、
   2023年4月から「入門」と「上級会話」を新設します。

   「入門」は、ドイツ語を初めて学ぶ方のためのコースです。
   「上級会話」は、参加者の興味ある話題を取り上げドイツ語で話し合います。
   また来期は「初級、中級1、中級2」の3クラスとも新しい教科書になりますので、
   こちらへの新規参加者も歓迎します。
   詳しくは上記のご案内をご覧ください。
                              2022年12月11日

   講座の内容、講師のご紹介など、詳しくはこちらをご覧下さい
   ご受講のお申込みをお待ちしています。

   なお、ドイツ文学の講読をご希望の方には、当協会「読書会」(下記)もあります

   ドイツ語担当:中村茂子
   詳しくは、ドイツ語担当中村茂子までお問合せください
   Eメールはこちらからご連絡ください。
 合唱団アムゼルの団員募集   歌う楽しみをご一緒に

 アムゼルへのお誘い  ご案内(PDF) (2022年10月19日 更新)
   2023年は創立25周年を迎える、「アムゼル」は団員を募集しています。
   ご興味のある方は一度見学においで下さい。歓迎します。

 最新の活動
 ★2023年 2月 1日★

本日の練習曲は
〇An Chloe クローエに (モーツァルト)
〇Wiegenlied ブラームスの子守歌
〇荒城の月
〇「歌の翼に」(Auf FlÜgeln des Gesanges)
〇「セレナーデ」(Serenade)

次回2月15日の練習の後に2022年度年次総会があります。

2月の練習日は15日(水)
3月は1日、15日、29日です。いずれも鵠沼公民館で13:30からです

                  (2023年 2日 3日 更新)


 メールでのアムゼルへのお問合せなどはこちらをご利用ください
 練習場のご案内: 鵠沼公民館   地図

 アムゼルのページは、 こちらをご覧下さい
 これまでの演奏会、現在の練習の様子等を音源付きで見ること聴くことが出来ます。


練習は
 毎月第1と第3水曜日(第5も可能性あり)
 午後1時30分より3時30分
会場は
 鵠沼公民館


 SAS:おしゃべりの部屋

 談話室SASとは?
  Schwätzerei(おしゃべり) Am(で) Stammtisch(常連客の席)、ドイツで広く知れ渡っている文化
  親睦を深める会。自由なトークと情報交換の場

  詳しくは、こちらをご覧下さい

 SWZ:ドイツ語で歌おう! Singen wir zusammen!

 ドイツ語で一緒に歌いませんか?
  ドイツ語圏(ドイツ、オーストリア、スイス等)には、古くから伝わるしっとりとした美しい歌、
  皆で楽しむ明るい歌など、多くの素晴らしい曲があります。
  SWZでは、毎月1回、少人数で、歌詞・Episode解説の後、
  これらの曲を全員で、ドイツ語で歌っています。

  詳しくは、こちらをご覧下さい

ドイツ文学を原書で楽しむ会「読書会」
むかし翻訳で読んだ懐かしいドイツ文学、 あるいはいつか原語で読んでみたいドイツ文学はありませんか。 湘南日独協会「ドイツ文学読書会」は、 そんな方々のためのドイツ文学を原語で楽しむ会です。 ドイツ語文法を一通り勉強なさった方でしたらどなたでもご参加いただけます。 忘れてしまった方も大丈夫、参加者が力を合わせて読み進めます。

2019年10月に発足した読書会は、今年10月に第50回を迎えます。 新型コロナウィルス蔓延による休会が続いたこともあって 最初の講読図書、ヘルマン・ヘッセ『デミアン』に想定以上の 長時間を要しました。 その『デミアン』も、6月に終わりました。 続いて、参加者全員で相談して同じヘルマン・ヘッセの短編集『メルヒェン』から 「アウグストゥス」を読みはじめ、終わりに近づいています。
その後は、トーマス・マンの「トニオ・クレーゲル」に取り組みます。

日本語翻訳で読んでいた文章をドイツ語で読んでみると、時空を超えて作者の筆致を感じる喜びがあります。 その楽しさを、ぜひご一緒に!

お問合せをお待ちしています。

読書会の日程表(PDF:2023年1月〜6月)は、 こちらから、ご覧下さい (2022/12/25 更新)

 毎月 : 第1,3 火曜日 時間 : 15:00~17:00
 場所 : 藤沢商工会議所ミナパーク

 お問合せ:大久保 メールはこちらからご連絡ください


見て聴いて楽しむ音楽史

  ドイツの音楽を中心に取り上げます。もちろん、関連する各国の音楽も取り上げます。
  音楽を楽しむために、作曲家の環境・事情や、作品の背景、楽器の事情などを
  音楽史の中で解説し、音楽を見て聴いて楽しみたいと思います。
  会の趣旨について詳しくは、 こちらをご覧下さい

 ★これまでの 実績(第1回から第18回)と配付資料(ダウンロード出来ます)

   第18回 の音楽 は、私の体調の関係で1月5日の予定を変更し17日に開催いたしました。
    皆様には、大変ご迷惑をおかけしました。

 ★これからの予定

   第19回 国民楽派の音楽(その1) 東欧の国民楽派 → ---> 配布資料 (暫定版)
    日時 : 2023年 5月 4日(木) 14:30-16:30
    会場 : 湘南アカデミア 7階
    取り上げる曲: B.Smetana, A.Dvořákの音楽(予定)です
        B.Smetana 我が祖国より交響詩 "モルダウ(Vltava)"
        A.Dvořák 交響曲第9番 "新世界より" e-Moll, op.95 (B178)
    時間の関係で、GriegとSibeliusはその後の、別の日(4月6日)に鑑賞する予定です
    なお、誠に申し訳ありませんが、予定が少し変更になる可能性もあります。
    どうぞ、ご了承くださいません。
   以降の予定 4月6日, 5月4日, 6月1日:第一木曜日の世予定ですが、変更の可能性あります

   第21回 4月6日以降に、ロマン派の音楽(その3) ロマン派音楽を発展させた音楽家達
       : R.Strauss, G.Mahler 等
   「英国の宗教改革と音楽」等を予定しています

 ★参加の申し込みは、 こちらからメールでご連絡頂いても、受け付ける事が出来ます
   参加される催し物を特定できる様に、催し物の名称と開催日付、参加される方のお名前を
   メール本文に明記した上で、送信してください


 開催イベント

 ★催し物に参加を希望される場合は、必ず当方にご連絡を頂き、
  併せて、こちらから連絡を差し上げる連絡先をお預けください
  なお、お知り合い、ご友人など当会の会員でなくとも、お気軽にお誘いください

 ★参加の申し込みは、 こちらからメールでご連絡頂いても、受け付ける事が出来ます
  参加される催し物を特定できる様に、催し物の名称と開催日付、参加される方のお名前を
  メール本文に明記した上で、送信してください

 詳しくは、こちらをご覧下さい
  湘南日独協会 催事カレンダー(2023年 1月26日版)は、 こちらか、ご覧頂けます

  見て聴いて楽しむ音楽史
 
  月例会 
2023年 1月22日(日) 14:30-16:30 西澤氏の"ドナウの源流を訪ねて"をご講演頂きます

2月26日(日) 14:30-16:30 メディア報道の問題点を語る


 読書会:ドイツ文学を原語で楽しむ会   
      詳しくは、こちらをご覧下さい
 談話室(SAS)   
      詳しくは、こちらをご覧下さい
 SWZ(Singen wir zusammen!)   
      詳しくは、こちらをご覧下さい


 会員の皆様へ
投稿のお願い
会員の皆さんの日頃のご活躍を会報でお知らせしたいと思います。 演奏会・展覧会・発表会・講演会等の予定をお知らせ下さい。
会報は季刊、3月、6月、9月、12月の第2日曜日発行予定です。 前月の中旬までにメール・郵便のいずれでも結構です。お待ちしています。

皆様へ、ご協力お手伝いのお願い
季刊の会報Der Windの発送作業を、原則、季刊3月、6月、9月、12月の第2日曜日、午前10時から行っています。
お手伝い頂ける方は、ご連絡頂ければと思っています。

年会費について
これまでに、会費を振り込み頂いた方でお名前の記載がない方が居られます。
会の方へご連絡いただきたくお願いします。

★ご連絡は、 こちらからメールでご連絡ください



 これまでの掲載記事
   (寄稿など)


  会員掲示板(これまでのホームページ掲載記録 - ältere Nummern)
  劇場便り
  音楽の楽しみ方
  マインツから
  Deutsche Witze
  私とドイツ
  皆様から寄せられた岩崎先生への追悼文
  皆様から寄せられた松野会長への追悼文



 これまでの活動


  

 2008年 2009年
 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年
 2015年 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
 2020年度 2021年度 2022年度



 関連協会



 日独協会(JDG)

 〒160-0016 東京都新宿区信濃町18番地マヤ信濃町2番館
 受付時間:月〜金 10:00〜18:00
 TEL: 03-5368-2326 FAX: 03-5368-2065
 日独協会による  全国日独協会連合会一覧



 横浜日独協会(JDGY)

 〒247-0007 横浜市栄区小菅ケ谷1丁目2番1号
  地球市民かながわプラザ NPOなどのための事務室内
  (事務局:齊藤・能登)080-7807-7236 Mailはこちらから



 提携協会



 ワイマール独日協会

  Rainer-Maria-Rilke-Straße 10A, 99425 Weimar
   c/o : Peter Käckell
   E-mail : djg-weimar@t-online.de

湘南日独協会 開催行事の予定

 ★催し物に参加を希望される場合は、必ず当方にご連絡を頂き、
  併せて、こちらから連絡を差し上げる連絡先をお預けください

 ★参加の申し込みは、 こちらからメールでご連絡頂いても、受け付ける事が出来ます
  参加される催し物を特定できる様に、催し物の名称と開催日付、参加される方のお名前を
  メール本文に明記した上で、送信してください

 
  なお、2月と3月の月例会の内容が変更になっていますので、どうぞご注意ください


  湘南日独協会 催事カレンダー(2023年 1月26版)は、 こちらから、但し内容が新しくなっていません

会場の情報
会場 湘南アカデミア 江ノ電第2ビル 7階
   藤沢市鵠沼石上 1-1-1 江ノ電第2ビル 7階
   TEL 0466-26-3028

会場 藤沢商工会館(ミナパーク)
   〒251-0052 神奈川県藤沢市藤沢 607-1
   0466-27-8888 (代表)


第18回 見て聴いて楽しむ音楽史  終了
    バロック音楽(その3) フランスのバロック音楽

日時 2023年 2月 2日(木) 14:30〜16:30
会場 湘南アカデミア 江ノ電第2ビル 7階
講師 高橋 善彦 氏 湘南日独協会会員
概要 フランスバロックの音楽を紹介します
   Lully, Charpentier, Couperin, Rameauなどの音楽(予定)です
   Jean-Baptiste Lullyのコメディ・バレ "町人貴族"より序曲とトルコの儀式
   LullyのRequiem - Grand Motet "De Profundis"(深き淵より)より
   Marc-Antoine Charpentier のTe Deumより序曲と"天と地も満ちて"
   Francois Couperinの歌曲、王宮のコンセールよりClavecin曲
   Jean-Philippe Rameauのオペラ"Les Fetes d'Hebe(へべの祭典)"よりアリア
              Clavecin曲(エジプトの女性、鶏など)

会費 1,000円

2月例会 ドナウの源流を訪ねて  

西澤氏の"ドナウの源流を訪ねて"をご講演頂きます

日時 2023年 2月26日(日) 14:30〜16:30
会場 湘南アカデミア 江ノ電第2ビル 7階
講師 西澤英男氏 (会員 湘南日独協会 監事)
概要 欧州の大河ドナウ川の源流は、よく知られたドナウエッシンゲン以外に、 もっと奥地にもあり、合計3カ所の全てを訪れた源流について、お話を頂きます。

会費 1,000円

懇親会 会場 未定


第19回 見て聴いて楽しむ音楽史  
    国民楽派の音楽(その1) チェコと北欧の国民楽派

日時 2023年 3月 2日(木) 14:30〜16:30
会場 湘南アカデミア 江ノ電第2ビル 7階
講師 高橋 善彦 氏 湘南日独協会会員
概要 B.Smetana, A.Dvořákの音楽(予定)です
    B.Smetana 我が祖国より交響詩 "モルダウ(Vltava)"
    A.Dvořák 交響曲第9番 "新世界より" e-Moll, op.95 (B178)
    時間の関係で、GriegとSibeliusは別の日(その2)に鑑賞する予定です

会費 1,000円

3月例会 メディア報道の問題点を語る  

日時 2023年 3月26日(日) 14:30〜16:30
会場 湘南アカデミア 江ノ電第2ビル 7階
講師 西谷晋(元日本経済新聞社勤務)
概要 日本経済新聞で、在西独の特派員、在英の欧州総編集局長を歴任され、日本においても外報部デスク、 英文日経編集長、テレビ東京解説委員長など、幅広く報道分野で活躍された方より、 嘘、フェイクニュースが横行する昨今、メディア報道の問題点を語って頂きます。


会費 1,000円

懇親会 会場 未定

 


談話室SAS


談話室SASについてのご紹介は、
こちらをご覧下さい


 
今後の予定

  談話室(SAS)再開後の実績と今後の予定

月日

プレゼンタイトル

発表者

12月14日

ドイツの弓道

島 新

1月11日

(イースター)Das Osterküken

伊藤志津子

2月8日

ドイツと日本のコロナ対策事情

Hanna Dausch-Miura

3月8日

外国人に対する日本語教育

八尾とし子

4月12日

Die Germanen

勝亦正安

5月10日

時局 アメリカと欧州

藤野 満

6月14日

Opioidkrise in Vereinigten Staaten

木原健次郎

7月12日

ベートーベンと女性達

高橋愉紀

8月9日

休会(夏休み)

9月13日

私の好きなドイツワイン

島 新

10月11日

ハイデッカーに見る死について

下條泰生

11月8日

再生エネルギーと原子力

吉村邦広


  会費 1,000円
  時間 15:15〜17:15
  会場 江ノ電第2ビル 4F(湘南アカデミア)
                        (2022年9月10日 更新)

  参加の申し込みは、 こちらからメールでご連絡ください
  参加される方のお名前、日付をメール本文に明記した上で、送信してください


SWZ(Singen wir zusammen!)  ドイツ語で歌おう!

ドイツの歌(フォルクスリート)をドイツ語で一緒に歌いませんか?
ドイツ語圏(ドイツ, オーストリア, スイス等)には、古くから伝わるしっとりとした美しい歌、皆で楽しむ明るい歌など、 多くの素晴らしい曲があります。

SWZでは、毎月1回、少人数で、歌詞・Episode解説の後、これらの曲を全員で、ドイツ語で歌っています。 歌って楽しむ事が目的ですので、楽譜は使用せず、発声法やコーラスの知識も不要です。 ドイツ語も、ごく基本的な知識があれば大丈夫。 参加された方からは、「中学時代にドイツの歌と知らずに日本語で歌っていた曲を、原語で歌えて楽しい」、 「楽しい曲に巡り合って嬉しい」、「湘南日独協会のOktoberfestで歌うのが楽しみ」、 「練習後の飲み会も楽しい」などのお声も頂いています。

尚、歌詞の事前配布を行っていますので、参加ご希望の方は、事前にお申込みをお願い致します。

最新情報

2023/01/20 の一言報告 "Die Gedanken sind frei
Die Gedanken sind frei, wer kann sie erraten?
Sie fliehen vorbei, wie nächtliche Schatten.
Kein Mensch kann sie wissen, kein Jäger erschiessen
Es bleibet dabei : Die Gedanken sind frei!

1942 Sophie Scholl の父Robert SchollがHitler批判の咎で捉えられた時、Sophieはその牢の外で、
この曲をFlöteで奏で、父に届けた。 又、1948.9 Berlin封鎖時、西Berlin市長Ernst Reuter
がReichstagsgebaudeの跡地で30万人の市民を前に「Berlinを見捨てるな!」と演説。その時、市民の中からこの歌が湧きあがった。

18世紀半ば以降、スイス、南ドイツで歌われていた反権力の自由の歌(作詞作曲者不明)。

活動記録

日付

取り上げた歌

2022.2.28(月)

@Freut euch des Lebens ADer treue Husar
BMein Herz, das ist ein Bienenhaus CKornblumenblau
DRheinische Lieder EO, du wunderschöner deutscher Rhein

2022.3.29(火)

@Der Winter ist vergangen ADer Mai ist gekommen
BNun will der Lenz uns grüssen CDas zerbrochene Ringlein

2022.4.21(木)

@Muss i denn, muss i denn, ADie Forelle
BDas Rennsteiglied CBozner Bergsteiglied

2022.5.26(木)

@Im Frühtau zu Berge AFrankenlied
BWer recht in Freuden wandern will CTreue Bergvagabunden

2022.6.18(土)

@An der Saale hellem Strande AStehn zwei Stern am hohen Himmel BDas Wandern ist des Mullers Lust
CDas Edelweiss vom Wendelstein

2022.7.21(木)

@Müde kehrt ein Wandersmann zurück ARauschende Birken
BNun ade, du mein lieb Heimatland CHohe Tannen

2022.9.15(木)

@Die Lorelei, AWien, du Stadt meiner Träume
BIch hab' mein Herz in Heidelberg verloren,
CHerz-Schmerz Polka

2022.10.20(木)
SWZのOktoberfest
(添付写真参照)

@Die Lorelei, AWien, du Stadt meiner Träume
BIch hab' mein Herz in Heidelberg verloren,
CHerz-Schmerz Polka

2022.10.3(月)

@Muss i denn, muss i denn, ADer treue Husar,
BMein Herz, das ist ein Bienenhaus, CTreue Bergvagabunden

2022.11.17(木)

@Bund sind schon die Wälder, A's Feierabend
BKennt ihr das Land in deutschen Gauen, CAn die Freude

2023.1.19(木)

@Du, du liegst mir im Herzen, APatrona Bavariae
BDie Gedanken sind frei, CZogen einst funf wilde Schwäne
DLang, lang ist's her

★これまでの活動については、こちらをご覧下さい

    
        SWZのOktoberfest (2022.10.20 市内のフレンチ・レストランにて)

今後の予定

月日

時間

場所

会議室

2月16日(木)

15:00〜17:00

藤沢商工会館(ミナパーク)5F

507

3月16日(木)

15:00〜17:00

藤沢商工会館(ミナパーク)5F

507

4月20日(木)

15:00〜17:00

藤沢商工会館(ミナパーク)5F

507

5月18日(木)

15:00〜17:00

藤沢商工会館(ミナパーク)5F

507

6月15日 (木)

15:00〜17:00

藤沢商工会館(ミナパーク)5F

507

7月20日 (木)

15:00〜17:00

藤沢商工会館(ミナパーク)5F

507

  原則毎月第3木曜日、上記と同じ時間、場所の予定。(8月, 12月はお休み)
  日程は変更される可能性がありますので、毎回、事前にご確認下さい。

  1. 注意事項
   マスク及び簡単なフェイス・シールド(又はマウス・シールド)をご持参下さい。
  2. 会費 \1,000

  問合せこちら からメールでご連絡ください
   お名前、お問い合わせ内容をメール本文に明記した上で、送信してください
  参加の申し込みは、 こちらからメールでご連絡ください
   参加される方のお名前、日付をメール本文に明記した上で、送信してください

                                      SWZ担当:木原

 寄稿
     9月例会 講演会「ドイツ留学の夢−Darmstadt滞在通算6年半」 (大久保 明)
     秋のミニコンサート 寸感 (鈴木 章子)
     SWZ-Oktoberfest に参加して (中野 宏徳)
     大盛況だった第19回「ふじさわ国際交流フェスティバル」 (伊藤 志津子)
     かまくら国際交流フェスティバル (鬼久保 洋二)
     クラシック音楽の楽しみ方 第16回 楽器の名前 (高橋 善彦)
     劇場便り その31 (志賀 トニオ)


9月例会
  講演会「ドイツ留学の夢−Darmstadt滞在通算6年半」
    講師 : 中川淑郎氏 横浜市大名誉教授

会員 大久保 明


写真は実験の指導をされる
講師の中川先生

中川先生が湘南日独協会の会員になられたのは、 恒例の「湘南オクトーバーフェスト」への参加がきっかけでした。 大きな身体で、温厚で少々浮世離れした雰囲気で、例会後の懇親会でも皆さんの話に耳を傾ける紳士です。

この講演の1週間後の10月2日に満90歳を迎える先生の背景、 研究生活とドイツとの関係等が理解出来ました。 因みに私は横浜市大卒ではありますが、学部の違いや年齢の違いがあり、 先生とは同キャンパスでお会いする機会はありませんでしたが、お互いに知る教授は多数います。

先生の講演はご自分の出生から、世の中の動きを横目にお話をされました。 誕生は1932年金沢で、ドイツではナチス政権の誕生、 日本では満州国建国などその後の世界大戦への動きが見えて来た時期です。 金沢から福井へそして東京へ。 旧制中学に入学後、1947年に同校は学制改革で高校になりました。 その当時、建築関係にも関心がありましたが、化学に強く魅かれました。

NHKに勤務の父親の急死により、NHK放送文化研究所給仕としての職を得て、 高校は定時制に転学、1953年東京理科大、1957年東工大大学院(化学専攻)へ。 そこで、その後の研究テーマに出会いました。1959年に博士課程に進み、 ドイツ留学を目指してドイツ語会話の受講開始、1962年学位取得(理博)。

化学への興味を持った動機は「綺麗な分子構造」や「育ち盛り期の飢え」で、 化学の力による食糧増産(草食動物は植物を餌としていることがヒントで、 「セルロースからのブドウ糖への変換の可能性研究」)であった。大学院3年生の時に、 R. Kuhn(ノーベル化学受賞者)らが提唱した「シアル酸の構造」の証明法に疑問を持ち、 ハイデルベルクの彼の研究室に乗り込んで正そうと、Alexander von Humboldt財団の奨学生に応募したが、 不採用の通知。(その直後、彼らの訂正論文が出現)

東京オリンピック開催翌年の1965年、Deutsche Forschungsgemeinschaft の奨学金でダルムシュタット工科大学(THD)に第一次留学: すなわち、9月26日にソビエト船でナホトカへ、列車でハバロフスク、プロペラ機でモスクワ、 仏ジェット機でストックホルム、コペンハーゲン経由、フランクフルトに着き、THDでの研究生活が始まった。 1967年に初回のTHD研究生活1年半を終えた。帰国後、横浜市大に転じて、 1998年定年退職までの間、カナダ、中国、およびTHD客員教授などの期間があり、ドイツ生活は通算6年半に及んだ。

講演の中で、光学活性分子の構造に関する理解を深めるためとの意図で、 「実験の時間」が設けられた。方解石と偏光板が用意され、方解石でモノが二重に見えたり、 偏光板の重なり具合によって板が透明にあるいは暗黒になるのを体験した。 先生の研究による具体的成果の一つとして、エネルギー計算から存在が不可能とされていた 「ブドウ糖分子5分子が環状に繋ながった新奇シクロデキストリン」の創生の成功があり、世界的な注目を集められた。

ダルムシュタット生活を大変に楽しまれたご様子である。同市は第2次世界大戦終了前は、 ヘッセン州の州都であった古い歴史を持つ街で、私の住んでいたフランクフルトから南方30q、 ドイツワインの代表的産地のライン地域とモーゼル地域に隣接し、 勿論ビールはどこも町にも醸造所があり、ドイツ人の好きな山野を歩くに適した、 ベルクシュトラーセも近い町で大変快適な生活を送られたご様子である。 様々なビールがあり、その空き瓶を部屋の隅に一列に並べて閉環完成の直前に大家さんに見つかり、「部屋中が臭くなる」と叱られたよし。

若き日にイタリアオペラ団の来日公演に接してオペラに目覚め、フランクフルト、ベルリン、ドレスデン、 ミュンヘン、ウイーンなどのオペラハウスへしばしば出かけたり、美術館巡りなど、研究以外のドイツ生活も大いに楽しまれた。

先生の専門の化学に関しては全く門外漢の私には、大変難しい内容も含まれていたが、 先生の2度目の滞在時は私の3度目のフランクフルト滞在と重なっているので、どこかでお会いしてみたかったなどと、ふと思ったりします。


懇親会:左側中央が講師、奥が筆者


秋のミニコンサート 寸感

会員 鈴木 章子


鈴木章子さん

  10月1日(土)藤沢市民会館
  昨年に続き、演奏家の皆さんのご協力を頂き音楽を楽しみました
  演出進行:高橋 善彦理事

ビールもワインも、そしてダンスもない、オクトーバーフェストなんて! そんな不満のもっていき場があるわけもなく、ここ3年間はおとなしく十月を過ごしています。

でも、せめて音楽は楽しみたい。そんな願いを叶えてくれたコンサートが開かれました。

最近、私達がコンサートやテレビで出会う音楽は、洗練された音響のホールで、 最新のテクニックを駆使し、華やかなパフォーマンスに彩られた演奏家の演奏です。 時代と共に音楽も変化するのは当然のこととはいえ、その変化の激しさに、取り残されている感じは否めません。

今、年を重ねて思うのです。音楽の喜びとは、もっとささやかな事、 身近の友人や家族とのアンサンブルの楽しみではないかと。 そんな私の密かな音楽への想いを、見事に体現していた方が、 このコンサートの演奏者の方々だったと思います。ピアノもヴァイオリンも、 奏者が語っていたとおり曲の物語がしっかり伝わってくるようでした。 さらに何よりも、演奏者がご自分の音楽を楽しんでいるのが感じられたのです。 また、フランスバロックの音楽を、手作りの楽器で演奏するなんてー。 こんな音楽の楽しみ方があるんですね。単に一個の楽器の演奏に習熟するだけではなく、 もっと日常の場で、多様な音の組み合わせを楽しむことができることもしりました。

隣国の中国の音楽について関心を持つこともなかったのですが、中国の琴筝の演奏は珍しく、 透明感のある明るい音色にちょっと意外な感じをもちました。日本のくぐもった琴の音と比べたからでしょうか。

アルプホルンの懐かしい響きに始まって中国の古筝の奏でる優雅な音色をも楽しんだ豊かな時間を過ごすことが出来ました。

一方私は合唱団アムゼルの一員として、コロナ禍の中でも断続的に練習を重ねてきた、 「歌の翼に」を含む4曲を演奏しました。 皆様から温かい励ましの拍手を頂き、聴く楽しみに加えて、 私自身が音楽をすることの楽しみも改めて感じたコンサートでした。

         
開会の挨拶、松尾鎌倉市長よりの祝電を披露する島会長  ご来賓頂きました鈴木藤沢市長

       
アルプホルンの鬼久保さん     ピアノの川久保純子さん

      
ヴァイオリンの松野美智子さんピアノの高橋愉紀さん  古楽器デュオの吉田さんご夫妻   


中国の21弦琴の伊藤志津子さん

   
指揮をする梶井先生とアムゼルの皆さん


会場の皆さん



SWZ-Oktoberfest に参加して

会員 中野 宏徳

  SWZ-Oktoberfest 2022
  2022.10.20 La Shambre

先日、藤沢の高級フランス料理店を貸し切りで行われた掲題の会に参加することが出来ました。

ドイツ語で歌う会があることは承知していましたが、そこに参加したのは初めてです。 ドイツに滞在中も日本人の集まるカラオケバーで日本の歌謡曲を歌うことはありましたが、 なぜかドイツ語の歌を詠ったことはあまり記憶にありません。 実際にSWZの会員の方々はドイツ滞在中にドイツ語の歌を歌っておられたとのことですから。

それはともかく、今回はドイツ語・フランス語の歌を堪能しました。 まず、用意されたプリントを見て、こんなに沢山あるのかとの驚き、 それらの歌をよどみなく歌われる皆さんを見てまた驚きました。また料理もお酒も申し分なく、 またこのような機会があれば今後も参加したいと思います。


会場中央で、左より2番目がRadkeさん

  
104歳の藤田さんと中村さん    編集長


SWZの熱心なメンバーの熱唱左端はリーダーの木原さん

鎌倉在住 Rebekka Ladke
Das SWZ-Oktoberfest vom 20.10. Zum ersten Mal seit Beginn der Corona-Krise fand in diesem Jahr wieder das traditionelle Oktoberfest der JDG statt. Klein, aber fein in dem franzosischen Lokal „La Chambre“, wo zu Beginn passend zur feinen Küche auch mit drei Chansons aufgewartet wurde. Alles war perfekt vorbereitet und wir hatten eine ausgelassene, frohliche Zeit mit Gesang, Speis und Trank (über zwei Stunden nomihodai). Hauptsächlich gab es naturlich die schönen deutschen Trinklieder, die, ob man will oder nicht, gute Laune machen und jeden mitziehen. Neben dem Gesang wurde sogar getanzt und man konnte getrost die letzten Jahre vergessen. Meine Stimme war zwar reichlich eingerostet, aber solange ich nicht allein singe, kein Problem und mit der Zeit taut man natürlich auf. Wir haben sage und schreibe 21 Lieder gesungen und weil es so schön war, einige gleich mehrmals. Allein die Herz-Schmerz-Polka mindestens dreimal und das nicht nur weil sie so kurz ist. Ich glaube, alle Teilnehmer haben es genossen, einfach mal wieder unbeschwert beisammen zu sein. Obendrein wurde auch ein beeindruckender 104. Geburtstag (nach)gefeiert, was der ganzen Veranstaltung zusätzlich einen feierlichen Rahmen verlieh. Durch das Programm begleitete uns ein liebevoll gestaltetes Heft mit allen Texten zum Mitsingen. Die gute Laune hielt noch eine ganze Weile an. Es war ein wunderbarer Nachmittag

(日本語訳大意) コロナ危機が始まって以来初めて、湘南日独協会の伝統的なオクトーバーフェストではありませんが、 SWZ「ドイツ語で歌を歌って楽しむ会」のオクトーバーフェストが今年開催されました。 フレンチレストラン「ラ・シャンブル」で、高級料理に合わせて最初にシャンソンで始まり、歌ったり、 食べたり、飲んだり(2時間以上の飲み放題)で、陽気で楽しい時間を過ごしました。 もちろん、主にドイツのトリンク・リーダー(飲酒の歌)を歌い、皆気分が良くなり、 歌に加えてダンスもあり、ここ数年の憂さを忘れることができました。 私の声はかなり錆びていましたが、ソロで歌わない限りは問題なく、 時間が経つにつれて自然に声が出るようになり、なんと21曲も歌いました。 短いからという理由だけでなく、少なくとも 3 回も歌った曲もあります。 それに加えて、印象的に残ったのは104歳の誕生日を数日前に迎えた藤田さんのお祝もありました。 一緒に歌うため歌詞の小冊子が配布され良く準備されていました。楽しい、素晴らしい午後の一時でした。


大盛況だった第19回「ふじさわ国際交流フェスティバル」

担当理事 伊藤 志津子

10月30日に3年ぶりの開催。新しく整備されたサンパール広場(藤沢駅北口)が会場でした。 好天に恵まれ野外での催しを楽しみました。会場には若者、親子連れ、年配の方々、 高校生のグループなどが楽しそうに集っていました。 いまだにコロナ感染対策規制の指示のある中でも解放感の感じられるフェスティバルでした。

湘南日独協会のテントではドイツの瓶ビール
RadebergerとドイツのパンBrezelを販売、閉店3時までにどちらも完売することができました。 パンもビールも美味しいと好評で、何度も買い求めてくれる人もいて嬉しいことでした。

また、広場に設けられた舞台では、鬼久保さんのダンケシェーンがアルプホルンの演奏を披露し好評でした。 今年は役員だけではなく、会員の八尾さん・三浦さん・原口さんがスタッフとして参加して下さいました。 それも嬉しいことでした。

今後も湘南日独協会のさまざまの企画に会員の皆様のご参加を頂けるように、 DerWindやホームページの中でのお知らせを充実いたします。よろしくお願い致します。

来年はマスク不要の真に解放的なフェスティバルになることを期待しつつ、ご報告と致します。

   
湘南日独協会のブースの様子       特設ステージでのダンケシェーン演奏


かまくら国際交流フェスティバル

担当理事 鬼久保 洋二

「ダンケシェーン」メンバー演奏者10名、サポート9名。協会からは島会長、伊藤理事の応援で2回の演奏がスムースにできました。

アルプホルン、アコーディオン、カウベルとたくさんの楽器出し入れに協力ありがとうございました、 鎌倉大仏様の前、たくさんの観光客の前で演奏できましたことに感謝申し上げます。

ダンケシェーン・メンバーの声
〇カウベル演奏 藤原
27回目を迎え今年はコロナ対策も十分に配慮しながらもパフォーマンスも復活、 秋晴れの中紅葉も始まり参加団体展示14グループ、舞台4グループと日常に戻りつつ開催されました。
鎌倉大仏高徳院にはたくさんの外国人ドイツからの方も含めにぎわっていました。 見事な秋晴れの中、大勢の参拝客に囲まれての演奏参加の機会にあずかりました。 準備中にはドイツ出身の青年から声ををかけられ国際交流フェスティバルを実感しました、 お話は島会長伊藤理事に引継ぎスタンバイ、フリーマーケットも楽しみの一つ。湘南ロシア倶楽部には "NO WAR"のメッセージとともに出品していたウクライナ郷土料理「ボルシチの素」をお土産に買い料理に挑戦するつもりです。

〇小谷野
パフォーマンス参加者としてバザーフリーマーケット、フードロスなどテーマが多く勉強になりました。

〇吉村
ロシアとウクライナが戦争中とは思えない程穏やかな日本で、安心しました
外国人観光客も多くコロナもある程度収ったように感じました。一刻も早く戦争がおわることを願っています!

 
大仏の前で島、鬼久保、伊藤の協会   ダンケシェーンメンバーによるカウベル演奏      
役員と旅行中のドイツ青年                                 


クラシック音楽の楽しみ方  第16回

会員 高橋 善彦

音楽はいろいろな国で演奏されますので、楽器の名前も各国で様々です。間違えやすい楽器の名前がありますので、 今回は楽器の名前についての話です。

1. ビオラとトロンボーン
ドイツ語でビオラ(Viola)はBratscheです。イタリア語で「腕に抱える」弦楽器をviola da braccioと呼び、 「脚に挟む」弦楽器をviola da gamba と呼んでいました。 ドイツにはBratscheとGambeの名で伝わり、弦楽器の歴史の中でBratscheが生き残ります。 因みにフランス語でビオラはアルト(Alto)です。

ドイツ語でトロンボーン(Trombone)はPosauneです。Posauneという言葉の由来は明確ではありません。 12世紀初期、金管をブイジーヌ(古仏語 buisine)と呼び、この言葉が語源ではないかとされています。
この2つの呼び名、BratscheとPosauneは、一般的な楽器の呼び名とは違いますので、例えばオーケストラで楽譜の整理をしている時に、 ポザウネって何?となる訳です。

2. 木管楽器 ピッコロとオーボエ

英語

独語

仏語

伊語

piccolo

Kleine Flöte

petite flûte

ottavino

flute

Flöte

flûte traversière

flauto traverso

oboe

oboe

hautbois

oboe

clarinet

Klarinette

clarinette

clarinetto

bassoon

Fagott

basson

fagotto

ピッコロは各国で様々です。伊語のottavinoはオクターブ高いという意味です。 オーボエは仏語だけHautboisとHから始まりますが、発音は”オーボワ”となります。

3. トランペットとクラリネット
トランペットは英語でTrumpet, 独語でTrompete, 伊語でTromba (複:Trombe)、仏語でtrompette です。

楽器の名前に演奏方法が加わりややこしくなります。中世頃から、高音域を演奏することと使う楽器を、ラテン語でClarion, 伊語でClarinoと呼ぶようになります。 これはTrumpetの別名となります。例えば、MozartのRequiemやBeethovenの交響曲第9番では、TrumpetパートはTrumpet 等でなくClarinoと書かれています。 Mozartの時代に実用化になった木管のクラリネット(Clarinetto)は、 高音域は明るく開放的な音色で「遠くで聴くClarinoの音色に似ている」という理由で、 Clarinoの語尾に小さい物を指す“指小辞”の-ettoを付けてClarinettoとなります。

これはよく間違えます。Clarino(トランペット)の譜面が見あたらない時は、まずClarinetto(クラリネット)の譜面袋の中を確かめると、 出てくる確率大です。

4.イングリッシュホルン
ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」の第2楽章のSoloでお馴染みの楽器、英語でEnglish hornです。 翻訳すると「英国のホルン」ですが、英国には全く無関係な楽器です。この楽器の名前はフランス語の“cor anglais”から来ているのですが、 解釈に間違いがあったようです。この楽器の祖先にあたる、古楽器のoboe da caccia (狩りのオーボエ)は楽器が長い為、 演奏しやすくするために、楽器が曲がった形をしていました。 そこで、角度の付いた(angle)ホルン(Cor)と呼ばれました。これを英語に直す時に間違って解釈し、そのまま、英国のホルンと呼ばれています。


oboe da caccia


現在のEnglish horn (Cor anglais)はキーを
付ける事で曲げる必要がなくなりました

5.フレンチホルン
金管のホルンを英語でfrench hornと呼ぶことがあり、日本語でも、フレンチホルンと呼ぶことがあります。 フランスで開発された経緯からこのように呼びます。 次の写真のホルンは1840年頃に製作されたピストンを採用した初期のフランス製のホルンです。 この方式を考案して実用化したのはフランスです。


ピストンは矢印方向に動きます

この様なホルンならば、フランス式バルブ付きホルンから「フレンチホルン」と呼んでも間違いではありませんが、 これは初期の話です。現在のホルンで使われているバルブは、次の写真のようにロータリー方式のバルブです。 これはドイツで開発されたドイツ方式です。


ロータリーは
赤い矢印方向に回転します

一般的にホルンと呼びます。イタリア語ではcorno コルノと呼びます。

ピストンとロータリ方式
ホルンのバルブにフランス式のピストンでなく、ドイツ式のロータリーバルブを使う様になったのには理由があります。 ピストン方式のバルブは簡単な仕組みで使い易いのですが、切り替えの為に動く部品(ピストン)が長くなります。 これに比べるとロータリー方式のバルブは、指で押して上下に動くキーの動きを90度の回転に置き換えるという、 複雑な動きがある為、精巧な作りが求められますが、 切り替えの為に動く部品(ロータリー)は小さな部品で済みます。 ホルンの様に複雑な切り替えを必要とする楽器や、チューバの様に管が太く重くなる楽器にはロータリー方式を使います。

木管のホルン
先ほどのイングリッシュホルン、クラリネット属のバセットホルン(Corno di bassetto)のように木管楽器のホルンもあります。 Cornoは角笛という意味で、木管楽器でもベルが付いています。

バセットホルン
Corno di bassetto
6. 弦楽器の名前
イタリア語では、ビオラ Violaが弦楽器の中心です。バイオリンは、小さいビオラでViola +ino = Violino コントラバスは大きなビオラでViola +one = Violoneとなります。

チェロは大きなビオラ(Violone)の小さな(+cello)楽器で、Violone +cello =Violoncello となります。 各弦楽器の2文字の省略形は、ViolinがVn., ViolaがVa., VioloncelloがVc., ContrabassがCb.となります。

7. 金管楽器の名前

英語

独語

仏語

伊語

horn

Horn

Cor d'harmonie

corno

trumpet

Trompete

trompette

tromba

cornet

Kornett

Cornet à pistons

cornetta

trombone

Posaune

trombone

trombone

tuba

Tuba

tuba

tuba

楽器の名前に出てくるイタリア語の語尾変化
指小辞は +ino, +ettoなど、指大辞 +one があります。
小さなホルン corno +etta = cornetta コルネット
大きなトランペット tromba + one = trombone トロンボーンとなります。

8. 打楽器

英語

独語

仏語

伊語

timpani

Pauken

timbales

timpani

bass drum

Große Trommel

grosse caisse

grancassa

snare drum

Kleine Trommel

caisse claire

rullante

cymbal

Becken

cymbale

piatti

triangle

Triangel

Triangle

triangolo

ここに上げた打楽器は多くの管弦楽曲に使われている代表的な打楽器群、
ティンパニ、大太鼓、小太鼓、シンバル、トライアングルです。
       
       小太鼓(Snare drum)    シンバル(piatti)    トライアングル

この他にも多くあります。有名な所では、ルロイ・アンダーソンのタイプライター、サンドペーパー、 ソリ鈴、鞭、拳銃、大砲、雷、風の音、マーラーは交響曲第6番の中で、カウベル、 教会の鐘、床を叩くハンマーを打楽器に採用しています。 更に鉄琴、木琴、ピアノ、チェンバロ、オルガンなどの鍵盤楽器も含めます。

        


劇場便り その31

これまでの劇場だよりは、こちら からご覧頂けます

ブレーマーハーフェン 志賀 トニオ 氏

今回の劇場便りは、今回正指揮者を任されたミュージカル"ヘアスプレー"の続編*です。 シーズン開始と共に最初の演目、ヴェルディ作曲"マクベス"の立ち稽古でピアノを弾く傍ら、 ヘアスプレーの歌手との音楽稽古が本格的に始まりました。


ミュージカル「へアスプレー」の舞台

具体的には私がピアノを弾き、歌手と一対一で音楽的な方向性を摺り合わせていく時間です。 業界ではSoloProbe と呼ばれ、プロダクションの最終的な出来上がりに直結する大切な稽古です。 指揮者によってはSoloProbeを自分でやらずにコレペティトーアに任せる事もありますが、 歌手としては、最初から指揮者と出来る方が方向性に一貫性を保てる事から好まれます。 劇場の専属歌手との稽古が順調に進む傍らで、ゲストの歌手達と電話で詳細の確認をしていきます。 ゲストの歌手は基本的に自分で音取りから音楽的な仕上げまで準備してから、 立ち稽古に参加する事になっており、 多くの歌手達はプライベートで専属のコレペティトーアを雇って稽古しています。 オペラ等の通常の作品ではゲストの歌手と事前に電話で話す等の打ち合わせはないのですが、 今回の作品は誰が何処を歌うのか明確な指示が無い所が多く、 事前に演出家と演出のコンセプトを摺り合わせた後に、歌手達に歌う個所を伝達する必要があったのです。 全体の稽古開始は9月26日(月)で、皆その日に向けて集中的に稽古していきます。 その日は立ち稽古開始の日でもあるので、歌手たちは暗譜した状態で参加しなければなりません。 9月17日にマクベスのプレミエが無事終了し、1週間集中的に音楽稽古を行い準部万端。 その稽古場にいた私の所に劇場の事務方トップの方が神妙な面持ちで現れました。 なんと演出家が身体的な理由によりキャンセルしたとの事!前代未聞の事態で、急遽 代わりの演出家を探すことになり、仕事内容を分担する為に振付師も採用する事に。 その後運よく、代わりの演出家が27日午後から、振付師が10月4日から参加できる事に。 そして最初の2日間は参加者全員で音楽稽古をする事になり、 指揮者の私としては余裕をもって時間を使える事になり怪我の功名となりました。 立ち稽古開始直前に行われるこの音楽稽古は指揮者にとって一番大切な時間の一つです。 出演者に音楽の方向性を示すと共に、彼等の習熟度を測り、今後の稽古のプランを立てる必要があります。 特に今回はゲストの歌手が8人います。作品の性質上若い歌手が多数参加するので、 プロとしての経験が少ないかもしれません。 2人は昨シーズンからニュルンベルクの劇場で同演目で出演しており、 今シーズンもブレマーハーフェンと並行して、そちらで出演する為、 テンポ等の音楽作りをニュルンベルクと同じにするように要求してくるかもしれません。
*(前回の劇場便り 30の続き)


ミュージカル「へアスプレー」の舞台 2

9月26日、いよいよ全員が集合して稽古が始まりました。 演出家が変更になった事を知り、皆面食らっていましたが、音楽稽古は順調に進みました。 ゲストの歌手の中には案の定やや準備不足の若者達がいましたが、 それも私の計算の範囲内に留まり、上記のニュルンベルクの歌手達とはテンポのせめぎ合いはありましたが、 こちらも比較的上手く方向性の一致を見ました。 2日目午後の音楽稽古には代役の演出家も見学に訪れ、28日にようやく立ち稽古を開始しました。 3日前に楽譜を手にしたばかりでどのように稽古を進められるのか一抹の不安はありましたが、 代役の演出家は大変経験豊富なプロフェッショナルな方で比較的順調に稽古は進んでいきました。 しかし、今回のプロダクションの一番の問題の一つはバレエ団との稽古時間が足りない事でした。 この作品ではバレエ団に重要な役割があり、彼等の参加するナンバーが10曲程ありました。 しかし、そのバレエ団はヘアスプレーと並行して10月中旬に眠りの森の美女のプレミエがあり、 ヘアスプレーの為の稽古時間が大変限られていたのです。一週間後に来た振付師さんにとっての難題でしたが、 運よくその方も同じく経験豊富なプロフェッショナルで、 ものすごいスピードで振り付けの稽古をしていきました。 その振付師に私は振り付けの稽古は必ず最初は私が自らピアノを弾くとお願いしました。 彼女は当初、CDの録音を使って稽古をするつもりでいたので、 それはやめて欲しいと訴えました。そうしたがる振付師は多いし、 指揮者としても、仕事量が減って楽になる面はありますが、そうしてしまうと、 私がやりたいテンポと違うテンポで振り付けされてしまう事になってしまいます。 振り付けというのは一度テンポを決めて振り付けられると、 常にほぼ同じテンポで指揮をしないと踊れなくなってしまうのです。 ですから、この最初の作業を指揮者がさぼって、振り付けが終わった段階で登場すると、 もはや指揮者は振り付けにテンポを合わせざるを得なくなってしまうのです。

こうして毎日時間ぎりぎりの中なんとか最後のゲネプロを良い稽古で終える事ができ、 いよいよ11月5日にプレミエを迎えました。当日はなんと満員御礼の売り切れ。 一曲目が終わった時点で万雷の拍手でびっくりしましたが、 曲の終わりと共にスタンディングオヴェイションとアンコールが連呼され、 大成功のプロダクションとなりました。


パパ(トニオさん)の指揮者としての活躍を励まし成功を祈る、4人の娘さんのの応援プラカード。
Toi Toi Toi はドイツ人の 「ガンバッテ!」です。


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