湘南日独協会会報 Der Wind

 VOL.21 NO.1 通巻 122
 発行 2019. 1.13
 更新 2019. 2.15
   

 連絡先

 TEL: 0466-26-3028
 FAX: 0466-27-5091
 Mail:
 jdgshonan.official@gmail.com
   

 ご案内

 湘南アカデミアの地図
 〒251-0025
 藤沢市鵠沼石上1-1-1
  江ノ電第2ビル7F
   


ご挨拶
会長からのご挨拶
会長 松野 義明



会員の皆様へのお願い

投稿のお願い
会員の皆さんの日頃のご活躍を会報でお知らせしたいと思います。 演奏会・展覧会・発表会・講演会等の予定をお知らせ下さい。
会報は季刊、4月、7月、10月、1月の第2日曜日発行予定です。 前月の中旬までにメール・郵便のいずれでも結構です。お待ちしています。

皆様へ、ご協力お手伝いのお願い
隔月発行の会報Der Windの発送作業を、原則、季刊4月、7月、10月、1月の第2日曜日、午前10時から行っています。
お手伝い頂ける方は、ご連絡頂ければと思っています。

年会費について
会費を振り込み頂いた方でお名前の記載がない方が居られます。会の方へご連絡いただきたくお願いします。 また、まだお振り込み頂いていない方は早めにお願いいたします。




 これまでの掲載記事
   (寄稿など)


  劇場便り
  マインツから
  Deutsche Witze
  私とドイツ
  会員掲示板(お知らせなど)
  これまでの協会主催イベントについて:イベント情報
  皆様から寄せられた岩崎先生への追悼文



 活動案内


  

 2008年活動 2009年活動
 2010年活動 2011年活動 2012年活動 2013年活動 2014年活動
 2015年活動 2016年度活動 2017年度活動 2018年度活動



 関連協会



 日独協会(JDG)

 〒160-0016 東京都新宿区信濃町18番地マヤ信濃町2番館
 受付時間:月〜金 10:00〜18:00
 TEL: 03-5368-2326 FAX: 03-5368-2065


 横浜日独協会(JDGY)

 〒223-0058 横浜市港北区新吉田東2-2-1-913
(事務局:能登)045-633-8717



 提携協会



 ワイマール独日協会

  Rainer-Maria-Rilke-Straße 10A, 99425 Weimar
   c/o : Peter Käckell
   E-mail : djg-weimar@t-online.de

開催行事
予定
point mark Schwatzerei am Stammtisch

第47回 2019年 2月 8日 (金) 15:00〜17:00
第48回 2019年 3月12日 (火) 15:00〜17:00

会場 ミナパーク 5階
会費 1,000円

4月の開催については、決まり次第、お知らせします

point mark Singen wir zusammen
歌で楽しむドイツ語

第66回 2019年 2月 11日(
) 15:00〜16:30

  今回、取り上げる曲は、以下の曲を予定しています
    1. Rose Marie
    2. Einmal am Rherin
    3. Der Winter ist vergangen
    4. Wenn ich ein Vöglein wär
    5. Du, du liegst mir im Herzen
    6. Kein schöner Land in dieser Zeit

第67回 2019年 3月 17日(日) 15:00〜16:30
第68回 2019年 4月 21日(日) 15:00〜16:30

会場 ミナパーク 5階 507号室
会費 1,000円


これまでに扱った曲目についてはこちらをご覧ください。

point mark 月例会

会場 湘南アカデミア 7階
会費 1,000円

2月例会 講演会
  誠に申し訳ありません、諸般の事情により、2月例会は
  中止させて頂きます 何卒、ご了承頂きますようお願い致します


  駐ドイツ大使 大島 浩
      ―戦前戦中のもう一つの日本外交―

日時 2019年 2月 24日 (日)  14:30〜16:00
講師 槇 卓(たかし) 氏



3月例会 講演会
  帝政ロシアの東方政策
      〜古書で紐解く日露関係〜

日時 2019年 3月 31日 (日)  14:30〜16:00
講師 森田 健太郎 氏

ロシアと日本の関係は、ペリー来航より古く、17世紀末のピョートル大帝期に始まります。 そこから20世紀の日露戦争 までの日露の関係を、帝政ロシアの東方進出を軸にして、 17世紀以降に海外で発行された本の挿絵、記録等を交えながらお話頂きます。 講師は東洋史学を専攻し、現在、千代田区立の図書館にお勤めです。


4月例会 年次総会

日時 2019年 4月 28日 (日)  15:00〜17:00
会費 無料

 詳細は4月にお知らせいたします
 年次総会後、名画鑑賞会 「バルトの楽園」を上映の予定


寄稿


ドイツ料理を楽しむ会

会員 井上 洋美

お天気に恵まれた11月17日(土)、片瀬山の静かな住宅地で開かれた催しに参加しました。 一階はカフェのお洒落な建物の二階で講師の大石 Christine 祥恵先生、 その御嬢様の鈴木洋子先生からドイツの家庭料理を教えて頂きました。 メインは豚ひれ肉の煮込み(Schweinsfilet sächsischer Art mit Kartoffeln und Kohl)、 デザートとして"リンゴのケーキ"(Apfelkuchen)という献立です。 参加者約30名の内、主に女性陣がキッチンで手際よく作業をすすめました。 調理中も初対面の方々ともドイツの話題などで盛り上がり、楽しいひとときでした。

メインのお料理はまず玉ねぎを30分ほど炒める事。 下準備したかたまり肉を20分位煮込んで一度取り出し1p程に切り分けて 鍋に戻しさらに煮込む事などがポイントかと思います。 つけあわせに茹でたじゃがいもと瓶詰の赤キャベツを少し煮詰めた物を添えてまさに ドイツ料理の完成です。 塩加減もちょうど良く柔らかいお肉がソースと絡んで絶妙のお味でした。 デザートはパイシートに紅玉リンゴを生のままスライスして乗せて、 上にシュトロイセル(バター、砂糖、小麦粉を混ぜた物)をパラパラかけて焼いたとても素朴なお菓子でした。 こちらも大変美味しく、きっとドイツでは母親と子供を結ぶようなお菓子なのでは、と思いました。

お食事のあとウィーンで学ばれた高橋愉紀さんの素敵なピアノの演奏がありましたが、 お腹も満たされ目を閉じて聞き入っている方も多くいらっしゃいました。

講師の先生、準備に奔走された皆様、ありがとうございました。 とても楽しくまた貴重な体験をさせていただきました。

  
寄稿者の井上さん(左端)と右隣りが御木さん  調理に集中する鈴木講師(中央)と受講の皆様


ドイツ料理を楽しむ会に参加して

会員 御木 理枝

メイン料理は柔らかくて、本当にやさしいお味の豚ひれ肉の煮込み。 今までドイツ料理は、大味でちょっと塩辛いのかしらと勝手に思い込んでいました。 講師の大石Christine 祥恵さんがお母様から受け継がれた、ドイツザクセン地方の家庭料理で、 豚ひれ肉を、30分かけて炒めたスライス玉ねぎや、マシュルームとブイヨンでコトコトと煮込んだものです。

大石さんとお嬢さまの鈴木洋子さんのてきぱきとしたご指導で、 お肉に塩コショウをして小麦粉をまぶしたり、玉ねぎを炒めたりなど和気あいあいとお手伝いする方、 テーブルで歓談される方など、お料理が出来上がるまでの時間を思い思いに楽しみました。

お肉に大きなポテトと紫キャベツが添えられて、 大石さんのご主人様がこの日のために用意して下さった赤ワインで乾杯。 デザートはApfelkuchen。 スライスしたリンゴの上にのせるシュトロイセルはコツがあるそうで、 ご家庭でも必ず大石さんが作られるそうです。

ピアニストの高橋愉紀さんの演奏も素晴らしく、 お洒落なシーズ・エチュードの会場で美味しいドイツ家庭料理にワインと、 ちょっと贅沢な時間を過ごさせていただきました。

今年のクリスマス、我が家のテーブルにもぜひ豚ひれ肉の煮込みをのせてみたいと思います。

  
大石講師から手ほどきを受ける松野会長   調理帽姿の大石さん。サポーターの大沢さんと

  
メインディッシュとデザート


料理が出来上がり乾杯の音頭を取る勝亦さん(中央)と
会の成功に終始惜しみないご支援ご協力をいただいた大石さん(前方右隣)、会場の皆様
心地よい午後を楽しみました

  
調理に食事とワイン、正に満ち足りた一日でした   料理教室を担当した伊藤理事(左)   


ドイツ料理を楽しむ会を終えて

会員 伊藤 志津子

湘南日独協会20周年記念事業の一つとして企画されたドイツ料理の講習会を担当いたしました。 「ドイツ料理を楽しむ会」という名称で11月17日に開催され、28名の方に参加していただきました。

20周年記念ということで広く宣伝をしたことが功を奏して、年齢、住まい、参加目的などさまざまの方に集まっていただきました。 湘南日独協会を知らなかった方がこの催しに興味を持って申し込んで下さったのはとてもうれしいことでした。

お互いに初対面の方々も調理が始まるとすぐに息の合った進行になり、皆さんがてきぱきと動き、それはみごとでした。 最初から最後まで和気あいあいとした雰囲気で進めることができたのはご参加の方々のおかげです。

この企画にまつわるメモが残っています。2017年11月17日に「大石さんとシーズ・エチュード下見」とありました。 すでにメニューについても「紫キャベツとメイクイーンを添える」とメモしてありました。

今年2018年4月の理事会で提出した企画書が承認され、より具体的に動くことになりましたが、講師を決めるという最も重要な段階は、 大石Christine祥惠さんと鈴木洋子さんが講師をお引き受けくださることでクリアしていました。

調理のできる会場を探すのが簡単ではないことを実感し、よい体験になりました。いくつかの可能性を一つ一つ検討し、その中からシーズ・エチュードを選びました。 この会場は大石さんが見つけて薦めてくださいました。

思い返しますと2018年11月の開催日まで1年がかりの長い道のりでした。2月から始まったさまざまの記念事業は5月、9月、10月とそれぞれ濃厚な内容で、 すべて大成功でした。他の記念行事が一つずつ終わっていくと、締めくくりとなる11月の「ドイツ料理を楽しむ会」も 成功させないといけないという思いがプレッシャーになりました。舞台裏で出番を待つ役者のような複雑な気持ちでした。

定員は20名、キッチンが付いているというだけの会場で、最終的に28人が調理をして食事をすることになり、準備を始めました。

鍋・フライパンをはじめ調理道具一式も用意して会場に運び込まなければなりません。

食事に際しても紙皿や紙コップを使うつもりはありませんでした。講師のお二人の素敵なこだわりです。そのおかげで、おしゃれな会になりました。 当日は食事の皿やナイフ・フォーク一式まで用意して持参して下さいました。打ち合わせのために何度かご自宅に伺った折に、 居間にそれらの品々が準備されて山積みになっていたのが印象に残っています。 何カ月もの間、この催しに専念して下さった講師のお二人には心から感謝いたします。

ピアニストの高橋愉紀さんが演奏を快くお引き受け下さったこともとても嬉しいことでした。 料理教室の日の特別のプログラムは、バッハ、ベートーヴェン、ブラームス・・・と11曲のメドレーでした。

美味しい料理と上質のワインに満たされて、はしゃいでいた会場でしたが、曲が始まるととたんに心地良い静寂に包まれピアノの音色が身体に浸み込んでくるようでした。

最後に、大石則忠さんに御礼申し上げます。この催しの成り行きを見守ってくださり、ご支援ご協力をいただきました。


湘南オクトーバー・フェスト2018

暑さの残る10月21日(日)午後、藤沢市民会館を会場に開催されました。 「皆様、湘南のホーフブロイ・ハウスへようこそ!」峯松さんの掛け声で宴が始まりました。 混声合唱団「アムゼル」、「歌で楽しむドイツ語」のメンバーが皆様と一緒に楽しみました。ビールはドイツ直送のレーベン・ブロイの生。 エーデルワイストリオに加えて協会創立20周年記念にと、鬼久保理事の個人的繋がりがきっかけでヨーデルグループの参加が実現し、 節目の年の祭りに花を添えました。

招待した日独協会の研修生をも司会に巻き込むなど即興的色あいにあふれた、しかし協会伝統の祭りは、あっという間に幕が降りました。 鬼久保さんのフェストへの思いと参加者の声、後日研修生に綴っていただいた印象をご紹介します。


進行役の峯松さん(右)とグリットナーさん(中央)
左隣は即興の申し出を受けてくれた日独協会研修生のカイ・ボーネルトさん


出会い・treffen
オクトーバフェストにヨーデルがやってきた


会員 鬼久保 洋治

初めてオクトーバーフェストに出会ったのは2003年エーデルワイスカペレの 石川勝巳さんたちとチロル地方演奏旅行に同行してドロミテの帰り、 ドイツ南部バイエルン州ローゼンハイム(市川市と姉妹都市)でした、 隣接の移動遊園地で遊んだ後会場に入り中央のテーブルに民族衣装を着た日本人が 陣取りフォークダンスの仲間と踊り、ビールそしてカペレの飛び入り演奏で大いに 盛り上がりました。 アルプス音楽は大好きで日本でもヨーデル歌手がいることを知りコンサートを聴きに行きました。 川上博道、伊藤啓子、熱田健各氏の伴奏をしている新倉恵先生に スイスアコーディオンの指導を受けていることから今回のヨーデルぐるっぺ放歌会の 伴奏をお願いすることになりました。 私のヨーデルは2010年NHK学園ヨーデルコースで2年間その後同窓生有志で勉強会 (放歌会)を開催指導は清水先生(銀座ゲルマニアでピアニスト)を迎え 毎週土曜日勉強会を開いています。

湘南日独協会結成はオクトーバーフェストがきっかけで創立、 今年は20周年記念ゲストとしてヨーデルぐるっぺ放歌会のメンバー熱田健、 新井浩二、榎本みどり、伴奏新倉恵アコーディオンを迎え一味違った雰囲気の中、 参加者も110名を超える会となり感謝しています。

当協会は合唱団アムゼル、「歌で楽しむドイツ語」(Singen wir zusammen!)と 音楽活動が特徴の一つです、アルプス音楽とヨーデル、ドイツの歌と会場はドイツ生活、 旅行、同窓会、思い出の輪で花がさいたようでした。 次回も皆様に喜んでいただけるよう計画をしたいと思います、 皆様の友人が一人でも多く参加されるようお待ちしています。


アルプホルンを吹いて開宴通知セレモニーでの筆者(右)


ヨーデルぐるっぺ放歌会の皆様
写真左から新井浩二、熱田健、新倉恵、榎本みどりの各氏と筆者(右端)


協会からのお知らせ
従来、湘南オクトーバー・フェストは日曜日に開催してまいりましたが、 今年は会場確保の都合により土曜日開催に変更いたします。

開催日は
2019年10月26日(土)会場は昨年と同じ藤沢市民会館・第1展示場の予定です。


オクトーバーフェストに参加して

中村 峯子


筆者の中村さん(右から2人目)とガルデさん

今年は湘南日独協会結成20周年を記念して、エーデルワイストリオとヨーデルぐるっぺ放歌会の演奏があると聞いて、 初めてオクトーバーフェストに参加しました。

式がひととおり終わると、いよいよイベントの始まりです。アムゼル合唱団の歌声はとてもきれいで、鎌倉芸術館でのコンサートを思い出しました。 「歌で楽しむドイツ語」(Singen wir zusammen!)の歌はアコーディオンに合わせて、 ガルデさんといっしょになごやかな雰囲気に包まれていました。

ヨーデルぐるっぺ放歌会は女性の榎本さんの「ヨハン大公のヨーデル」を筆頭に、楽しい曲が次々と歌われました。ヨーロッパアルプス地方では、 忙しい仕事が終わる秋から冬に向けての農閑期に農民たちがアコーディオンやカウベル、生活用具である木のスプーンなどを使って、演奏を楽しみます。 ヨーデルもそのひとつで頭声で出す声は、羊や牛の放牧をしてあちこちの山に散らばっている仲間に届くようにと歌ったものです。 その他、リズミカルで踊りたくなるようなメロディーの曲もあります。

オクトーバーフェストでも肩に手を置いて電車のように多勢の人がつながって、 会場の中を歩きました。曲に合わせて、体を動かすのは、人間にとって、たいへん楽しいものです。皆さん本当に楽しそうでした。 おいしい料理とおいしいお酒、音楽があれば、皆笑顔になります。オクトーバーフェストに参加して、本当に良かったと思いました。 オクトーバフェストを計画された皆様方ありがとうございました。来年も楽しい計画を楽しみにしています。


合唱団「アムゼル」


Singen wir zusammen !の皆様




フェスティバルの雰囲気を伝えるスナップ写真から



ミュンヘンのはるか、かなたのオクトーバーフェスト
カイ・シュテフェン・ボーネルト
日独協会東京 研修生

オクトーバーフェストのイメージは?−大きなテントとか並べた長いテーブル。 もうわくわくしてお客様が座って待っている。 ウエイター達はビールのグラスを堅く掴めて今か今かと出番を待っている。 皆の目はテントの一点に集中している。 ついに、「O'zapft is!*」という叫びが聞こえて祭りが始まる。

でも、オクトーバーフェストはドイツだけで行っているわけじゃない。ミュンヘンから遠い日本の藤沢にも皆がわくわく期待しているオクトーバーフェストがある。 今までにオクトーバーフェストに参加した経験がまったくない私は、日本ではどうなのかなと考えていた。 ドイツで行われるオクトーバーフェストと同じ雰囲気のイベントかな?着いた瞬間に、すぐに気づいたのは:本当にドイツのオクトーバーフェストだと。 レーダーホーゼンやダーンドルを着ている日本人。ステージではもう楽器の音を合わせが始まった。そして、本当のアルプホルンも置いてあった。 奇麗なダーンドルを着ている淑女が話しかけて本日のプログラムを親切に教えて頂いた。そして私達も司会をするべきだと。一体どういう意味?準備をせずに従って、 それから、ビールがもう止めどなく流れてきた。更に、エーデルワイス・トリオは誰でも知っている曲を歌い、 アムゼル合唱団はとても上手なドイツ語で私が子供の頃から知っている曲を歌い、どんな歌集にも入っている曲を聞かせて喜ばせて頂いた。

例えば、「Lorelei」と「Ein Männlein steht im Walde」と「Vogelhochzeit」など。 その後、ヨーデルくるっぺがステージに躍って、皆が盛り上がって暖かい感じの曲を聴きながら、踊り始めた。 やがて踊りの列はどんどん長くなる。ポロネーズに変わって部屋を回っているのだ。ここは日本かバイエルンか?

ドイツのオクトーバーフェストと少し違う印象だけど。ドイツでは呑むのが大事らしいけど、藤沢では一番関心が深いのはドイツの音楽だと私の印象だった。 ドイツではビールを物凄く沢山呑んでいるけど、日本でアットホームなオクトーバーフェストを体験させて頂いて良かったと思っている。 ミュンヘンのはるかかなたの本当の PROSIT DER GEMÜTLICHKEIT!


   編集者注:
   筆者の承諾を得て少し加筆、修正させてもらいました。
   が、原文の持ち味を最大限に残すよう心がけました。
   ボーネルトさんは日本語訳文とともにドイツ語原文もお送り下さいました。
   全文を掲載します。
   *O'zapft is!:ネットで調べたところ
   ミュンヘン市長が Oktoberfest の開始を宣言するバイエルン方言の決まり文句のようです。

Das Oktoberfest jenseits der Wiesn

Kai Steffen Bohnert

Was verbindet man gemeinhin mit dem Oktoberfest? - Riesige Zelte, mit reihenweise aufgestellten Tischen; hier tummeln sich bereits die Besucher Schulter an Schulter, in freudiger Erregung wartend; wie sich dann alle Blicke einem Ende des Zeltes zuwenden, wie die Kellnerinnen die Gläser fester halten, bereits sie zu füllen, wie dann ein Schlag durch das ganze Zelt geht und endlich der ersehnte Ausruf: „O'zapft is!“

Aber das Oktoberfest gibt es längst nicht mehr nur in Deutschland. Auch in Japan, fernab von München, wird das Fest mit großer Aufmerksamkeit erwartet. Heute z.B. fahren wir nach Fujizawa, in der Nähe von Tôkyô. Da ich allerdings bislang kein Oktoberfest besucht habe, war ich durchaus unsicher, was uns denn erwarten würde. Doch nicht etwa ein Oktoberfest, wie in Deutschland? Und wirklich, wir waren gerade angekommen, da sahen wir schon überall: Japaner in Lederhosen oder Dirndl, auf der Bühne stimmte man indessen die Instrumente, sogar ein wahrhaftiges Alpenhorn lag daneben; eine adrette Dame im Dirndl kam uns unverzüglich entgegen, sie erklärte uns sehr freundlich den Programmablauf, wir würden ja ebenfalls moderieren - wie bitte? Gänzlich unvorbereitet fügte ich mich jedoch, und dann floss das deutsche Bier bereits ungehemmt. Unterdessen stimmte das Edelweiß-Trio altbekannte deutsche Weisen an, der Amsel-Chor sang für uns, in übrigens ausgezeichnetem Deutsch, deutsche Lieder, die ich während meiner Kindheit so oft gesungen habe, und die noch heute in keinem Liederbuch fehlen; so etwa die Lorelei, Ein Männlein steht im Walde oder Vogelhochzeit. Hierauf sprang sogar ein Jodelchor auf die Bühne, und wirklich gab es dann kein Halten mehr: Die meisten Besucher sprangen auf und tanzten zu heiterer Schunkelmusik, bald zog sogar eine immer länger werdende Polonaise durch den gesamten Saal. Waren wir denn wirklich in Japan - und nicht etwa doch in Bayern?

Anders als beim Oktoberfest in Bayern, wo, so ist mein Eindruck, das Trinken im Mittelpunkt steht, war es in Fujizawa dagegen die deutsche Musik, der sich alle auf fast rührende Art zugewendet haben. Und während in Deutschland ein Maß nach dem anderen geleert wird, durften wir in Japan das Oktoberfest in fast heimeliger Atmosphäre erleben. Ein wahres Prosit der Gemütlichkeit, jenseits der Wiesn!


平成最後の望年会が開かれました

会員 大久保 明

朝は寒く雨模様でありましたが参加申し込み者全員が揃い、12月16日大船駅ビル・ルミネの「つばめグリル」で開かれました。 食事はドイツ風ハンブルグ・ステーキ、ドイツ風ソーセージ2種盛り合わせを中心とした料理に、 飲み放題のビールは勿論HellとDunkelの2種、紅白のワイン、ウイスキーとお好みに合わせて、デザートにはシュトーレンが出され大いに楽しみました。 幹事、小野理事のこだわりのメニューに満足しました。

会の進行は私が努めましたが、松野会長のご挨拶、小野理事の挨拶があり会員参加者のお話しも頂きました。 中でも特色のあるご発言をご披露したいと思います。

高坂 貞夫 氏:フランクフルト勤務から帰国後藤沢に住んで13年になるが、つい最近湘南日独協会の存在を知り入会した。ドイツの話が出来るのが楽しい。

堀田 清郎 氏:ドイツリートをソロで歌うのが好きで、梶井 智子氏に指導を受けたこともある。

福住 誠 氏:英独仏は勿論ロシア語もの多言語に通じる方であるが、今年はイタリアへ旅行しイタリア語で旅行記を書きイタリアへ送り大いに評価された。

その他、今年の個人的な十大ニュースの問いに対して、孫の誕生など孫に係る事例が多く、参加者の平均年齢が良く表れていると感じました。

中仕切りの向こうに居られた他のお客様にも参加頂き歌も歌いました。従っていつもより少し音量を下げて、聖夜・もみの木・野ばらを合唱し、 最後はブラームスの子守歌まで歌って終了となりました。

  
高坂さん                 堀田さん


小野幹事(右端)一人おいて左隣が福住さん


合唱される参加者の皆様


行事参加報告:第15回ふじさわ国際交流フェスティバル

快晴に恵まれた2018年10月28日(日)、藤沢駅近くのサンパレットにてふじさわ国際フェスティバルが開催され当協会も参加しました。 伊藤理事や勝亦理事が中心になって計画を進め、Der Wind 前号で勝亦さんが報告された8月の「海外旅行フェスタ in 藤沢」と同じくドイツ観光局と協力し、 「ドイツのゆきたい街、ピン押し」が企画の目玉でした。 勝亦さんの尽力により取扱い商社の三菱食品よりHariboブランドGumiの試供品提供を受け、 ブースを訪れたピン押し参加者に絵葉書と一緒にお礼にお渡しすることができました。 ブースは終始、予想以上の大盛況で、142名の参加者にピンを押してもらいました。

Berlin,Münchenなど大きな都市とともに、少なくとも編者は名前も知らない(Gelsenkirchen, Rostockなど)地方の小さな町にもピンが立ち、 観光局に報告されました。

参加者の中にはピン押しするでもなく、「今日は話が出来て本当に良かった」と言われて立ち去る方が何名もいらっしゃったことも印象に残りました。


ブースに立ち寄り、ピン押しに参加する家族連れ
フェスティバル公式、黄色のヤッケ姿が応対する伊藤さん



寄稿 マインツから

性別か環境か

会員 長谷川 孔一郎

これまでのマインツからは、こちら からご覧頂けます

先日私が通うマインツ大学で他大学から講師を招いて一般公開で特別講義が行われていたので、 私の専攻と異なる分野でしたが興味深いテーマでしたので足を運びました。 テーマは"Geschlechtsunterschiede im Bildungserfolg"(男女の教育格差)でドルトムント工科大学から教授が来ていました。

結論から申し上げますと、性別が学力に影響を与えるという統計的な研究結果があるそうです。 女性であるがために理系が苦手だとか、男性だから文系では女性に劣るといった事です。 小学生から中学生にかけては比較的女の子の方が男の子より読解力などにおいて優れている傾向にあり、 男の子は歳を重ねるにつれ徐々に女性の学力に近づいていくそうです。 その理由として挙げられていたのが、女の子は早期に男の子に比べて比較的本を読む事を好み、 男の子はその時間を遊びに費やす性格上の傾向があるからだそうです。他にも様々な要因があるそうです。

しかしこれは性差が与えた影響でしょうか。私には環境が与えた影響に思えます。 というのは、女の子だから読解力が高いのではなく、本をよく読んだから読解力が向上したのです。 性別は基本的に変えられませんが、行動は変えられます。男の子だって本をよく読めば読解力は向上するでしょう。 行動を決定する大きな要因として環境が挙げられます。 例えば、家に沢山の本があり、子供の頃から両親が本をよく読んでいたなど。 有名な言葉で『環境が人を作るが、その環境は人が作る』とあります。 まさにその通りで人が人を作るのです。 学力が高い人は性別とは関係なく、その為に行動をしており、もっと言えばその行動をする環境があり、 その環境を作る人がいたということになります。

申し上げたいのは性別が与える影響よりも、 家族や友達といった周囲の人の影響の方が遥かに大きいのではないかという事です。 ただ、影響は絶対ではないので行動は変えられます。 国籍や性別、年齢など変えられない何かで諦めるのではなく、 行動を変えることが大切なのです。その行動が環境を作り、また人を作ることになるのです。

  
   筆者近影        フランクフルト郊外の森の中で寝袋を持って一泊した時の様子です。
               写真に見えるのはマイン川です。着込みましたがとても寒かったです。



劇場便り その15

これまでの劇場だよりは、こちら からご覧頂けます

ブレーマーハーフェン 志賀 トニオ 氏

12月はドイツ人にとって特別な月であり、同時に一年で一番忙しい月です。 皆クリスマスの為の準備に明け暮れ、 その合間を縫ってクリスマスマーケットに出かけるのが楽しみとなっています。 そして今年の私の12月は、そのクリスマスマーケットに繰り出す時間がない程の忙しさになりました。

まず前回の便りで触れたNachdirigieren (代振り)の日程が12月14日のミュージカル、"サンセット大通り"と19日のバレエ公演、 "真夏の世の夢/メンデルスゾーン及びヴァイオリン協奏曲/フィリップ・グラース"と立て続けにあった事。 そしてそれぞれがNachdirigierenで一番難しい一回目の公演であった事。 まったく稽古をせずにいきなり指揮台に立つので、一回目の公演は準備万端でも毎回緊張するものです。 指揮台に立ってみないとわからない事もあり、 今回のミュージカルの公演では苦労する箇所がありました。 エレキギターとキーボードの音が音響の設定が特殊で大変聞き取りづらかったのです。 それまで自分がキーボードを弾いている時には、自分の音も隣で弾いてるギターの音も良く聞こえたのですが、 いざ指揮台に立ってみると、楽器を演奏している所から音が聞こえず、 舞台上方のスピーカーからしか聞こえてきませんでした。 エレキギターとキーボードが重要なリズムを演奏している箇所がいくつかあり、 そのリズムが聞こえずに歌手とずれてしまう問題が何度が生じてしまいました。 振り返ると、それまで振っていた指揮者が同じ箇所でいつも苦労していて、 同じようにずれていたのを思い出しました。このような問題はマイクを使うミュージカル公演特有のもので、 本来は稽古期間中に音響さんと打ち合わせをして解決しておくべき事なのです。 それでも全体の公演としては大きな破綻をせずに小さなミスに留める事に成功し、 まずまずの公演となりました。その後のバレエ公演も成功し、 今度は12月25日の蝶々夫人のプレミエ。こちらは11月上旬から、立ち稽古でピアノと指揮を担当し、 本番では先日7歳となった長女が子役で出演! 蝶々夫人の子役といえば本来3歳の男の子でなければいけないのですが、 ドイツでは子供は6歳以上でないと働いてはいけない法律があり、 彼女がする事に。2幕の途中から50分程ほぼ舞台にでずっぱりであるため、 なかなかの大役。嫁さんは3人の次女達の世話をしなければならないので、 長女が稽古の時には必ず私が世話役となりました。昨日無事ゲネプロを終え、 この便りが発行される頃には2回目の本番を迎えている頃でしょう。

しかし、12月にあった一番の出来事は12月8日にあったビックリ企画、通称"Flash Mob"でした。何それ?と思ったのは私だけではないでしょう。 11月上旬に音楽監督から呼び出され、Flash Mobをやって欲しいと打診されました。 君はOrganization(企画、構成)するのが得意だからと。この Flash Mobとは数年前から流行り始め、 道端やデパートなどでオーケストラが突然ビックリで演奏し始める形態の事。 その映像自体は何度かFacebookで見ていたので、 それは面白い企画を任されたと思いさっそく曲目の選考から取り掛かる事に。 演奏する場所はデパートの出入り口付近の吹き抜けになっている屋内。Youtubeで Flash Mobで検索し、 どのような先例があるのかチェック。 なるほど、人ごみとお風呂のように響き渡る音響を考慮し、打楽器や金管楽器等、 音がはっきり聞き取れる楽器を使う必要がある。 テンポはできるだけ一定のもの選択するのが得策。 それでいて、できればまだ誰も扱っていない曲目を選択したい。 熟考した結果、チャイコフスキー作曲のくるみ割り人形を選択。 ドイツではクリスマスシーズンにくるみ割り人形を演奏する伝統もあり、音楽監督も快諾。 その後演奏会場に何度も足を運び、構想を練る。色々なアイデアが浮かび上がると同時に、 色々な問題も生じてくる。楽譜はどうするのか。 譜面台は?楽器ケースは?チェロの椅子は?等々。 その後、歩きながら演奏する管楽器奏者ようにマーチング用の楽器に取り付ける形態の譜面台を注文し、 楽譜は厚手の縮小した紙にコピー。その他の問題点も一つ一つクリアし、 それと共に演奏の段取りも決まっていく。まずはヴァイオリン奏者が一人で演奏し始め、 その後、その他の奏者が少しづつ加わっていく。 フルートがエスカレーターを登りながら登場する場面は特に念入りに準備。 早く登りすぎたらエスカレーターの上で演奏している効果が見えないし、 遅すぎると演奏自体が聞こえてこない。 2曲目で加わるコントラバスの登場を大きく見せるようにしたり、 3曲目で金管楽器が階段の上から登場する場面、 4曲目でティンパニが楽器を転がしながら加わってくる場面等、 細かい細工をあちこちにちりばめる。最後には家族にもお願いし、 最初にストリートミュージシャンとして一人で演奏し始める ヴァイオリン奏者の楽器ケースに子供達がお金を入れるさくらとして登場してもらう。 これらの計画表をオーケストラに配り、前日早朝のお客がまだいない時間に30分程リハーサル。 もう少し長くリハーサルをしたかったのですが、寒さのあまり断念。 そして当日土曜日の12時ぴったりに、予定通り開始。最初は噂を聞きつけた身内の観客20人程度でしたが、 みるみるうちに膨れ上がって大盛況!後日新聞にも取り上げられ大成功。今後定番となる企画になりそうです。

Facebookをお持ちの方はStadttheater Bremerhavenのサイトで、 もしくはYoutube(Flash Mob Bremerhaven で検索すると出てきます)で演奏の様子を視聴する事ができます。
   こちらからご覧頂けます


デパートでのFlash Mob の様子


クリスマス・マーケットにて志賀ギゼリンデさん(右)と志賀トニオさんご一家


「蝶々夫人」のプレミエ公演(12月25日)子役のお嬢さんの初舞台



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