湘南日独協会会報 Der Wind
 VOL.24 NO.2 通巻 136
 発行 2022.06.12
 更新 2022.06.13

 連絡先
 TEL: 0466-26-3028
 FAX: 0466-27-5091
 Mail:
 jdgshonan.official@gmail.com
 ご案内
 湘南アカデミアの地図
 〒251-0025
 藤沢市鵠沼石上1-1-1
  江ノ電第2ビル7F
 関連協会: 日独協会(JDG)  横浜日独協会(JDGY)
 提携協会: ワイマール独日協会

  全国日独協会連合会一覧

更新情報とインデクス

最新更新情報  Aktualisierung ★下線付きの各項目をクリックすると各記事に移動します

2022年6月13日
2022年7月25日
2022年7月 1日
2022年1月24日
2022年7月25日
2022年7月 7日
2022年8月11日
2022年8月 8日
2022年2月10日

会報 Der Wind 6月号発行に伴い、開催行事の予定寄稿記事を更新しました
ミニコンサート2022SWZのオクトーバーフェスト2022のお知らせ
合唱団アムゼル 6月29日の練習の報告 次回の練習日は7月6日
談話室(SAS)の今後の予定 〜7月のSAS
SWZ(Singen wir zusammen!) 7月21日の情報を追加 9月〜来年1月のSWZ
見て聴いて楽しむ音楽史 "イタリア・バロック音楽" 9月1日 配付資料を追加
読書会 紹介文、日程表(9月〜2月)を更新しました
ドイツ語講座 2022年10月から3月のご案内と日程表を更新しました
ドイツ語教材 動画で学ぶドイツ語の発音・発話のご案内を追加しました

インデクス  Inhaltsverzeichnis
   会員の皆様へ    募集    湘南日独協会 開催行事の予定    Der Windへの寄稿記事


会長就任のご挨拶     

湘南日独協会 会長 島 新

この度、本年2022年4月24日に開催された湘南日独協会の総会において、 会長に選任されました。今は亡き松野会長の後をうけて就任された大久保会長のあとを引き継ぐ形で、 就任致しました。1998年に設立された、伝統ある本協会ですので、 責任の重大さを痛感しており、身の引き締まる想いです。

幸いな事に、これまでの会長、役員、諸先輩、会員の皆様のご尽力によって、 組織面、運営面はもちろんのこと、活動の内容につきましても、確固たるものが出来上がっておりますので、 安心して務めを果たして行く所存です。

ドイツと私との関係は、2001年より6年弱、ドイツのフランクフルトに駐在したことで、 深まり、愛着も強くなったと感じます。それまでは、 出張では何度も訪れておりましたが、駐在ということになりますと、 ずっと以前の1970年代に、6年間ほどニューヨークに勤務した経験はありますが、 ドイツでの駐在はこの時が初めてでした。

すでに東西の壁は解消し、ドイツは統一され、西欧の中心としてその存在感は非常に大きなものがあり、 又、フランクフルトは交通的にも欧州の中心で、ドイツのみならず、 欧州全域を俯瞰したビジネスをするのにも非常に便利でした。 しかも、永年あこがれておりましたヨーロッパ文化、ドイツ文化の中心での生活であり、十分満喫できました。

2006年のクリスマスに駐在先から帰国し、しばらくすると、ドイツでの楽しかった数々の思い出が懐かしく蘇ってきました。 そのような時に、数年前、湘南日独協会の存在を友人から教えられて早速入会した次第です。

これまで入会された会員の方々の、ほとんどの皆さんは、ドイツに何らかの関心や愛着をもっておられ、 会での催しや活動に参加、接触することに喜びを求めておられることと思います。私もその一人でしたし、今もそうです。

幸いにも、湘南日独協会には、そのような会員の皆様のご期待に応える様々な催し、活動がそろっております。

例えば、毎月行われる例会・講演会、「見て聴いて楽しむ音楽史」の集い、SAS談話室、 読書会(ドイツの名作を原書で読む会)、ドイツ語で歌おう会(Singen Wir Zusammen)。 秋の「オクトーバーフェスト」や国際交流イベントへの参加などがあります。

また、ドイツ人および日本人の先生によるドイツ語講座(初級、中級、上級)は、 コロナ禍の問題で今は対面でなく、Zoomによる運営をしておりますし、合唱団「アムゼル」への活動支援も行っております。

また、年4回発行している協会の会報「Der Wind」や協会のホームページを通じてこれらの諸活動や催しについて、皆様にお伝えしております。

以上のような諸活動を通じて、皆様の協会に寄せるご希望、ご期待に応えるように、 役員とともに、会員の皆様のご支援も得て、微力の限りを尽くして、会を運営して行きたいと考えております。

これからも、皆様の変わらぬご支援、ご鞭撻を切にお願い申し上げます。


 募集
 湘南日独協会 会員募集中
  湘南日独協会では、会員を募集しています
   入会申込書(PDF版)を、 こちらからダウンロード、印刷、ご記入の上、協会まで送付下さい
  もしくは
   入会申込書(入力可能PDF版)を、 こちらからダウンロードし、ダウンロードしたPDFを開き、
   必要事項をご記入頂き、(入力可能な欄は青く表示されます)
   また、選択して頂く項目は、クリックするとチェック印が出ます、
   (もう1回クリックするとチェック印は消えます)
   記入後に保存の上、 こちらから、協会宛のメールに添付し、送信下さい

 ドイツ語オンライン講座 2022年のご案内
   ドイツ語オンライン講座のご案内(PDF)  2022/02/02 更新
   (2022年 春・夏期 4月〜9月版)
   ドイツ語講座の日程表(PDF)  2022/02/02 更新
   (2022年 春・夏期 4月〜9月版)

   ドイツ語オンライン講座のご案内(PDF)  2022/08/08 更新
   (2022年 秋・冬期 10月〜3月版)
   ドイツ語講座の日程表(PDF)  2022/08/08 更新
   (2022年 秋・冬期 10月〜3月版)

   ドイツ語講座は、「初級」「中級」「上級」の3クラスです
   「初級、中級、上級」の3クラスは日本人講師とドイツ人講師が隔週で担当します
   「上級」は会話を中心にした講座です

  ドイツ語講座、秋からの新講座「上級会話」のご案内
   湘南日独協会ドイツ語講座では、10月から「上級会話」クラスを新設します。
   「上級会話」は、2人のドイツ人講師が担当し、参加者の関心のある最新の
   ニュースや事柄を、ドイツ語で自由に会話します。
   講師があらかじめ用意した新聞記事、フィルムなどを用いて、
   受講生が準備して会話することもありますが、教科書は使用しません。

   平日の夜(月曜:19:00~20:30pm)の開催なので、昼間にお仕事がある方にも
   ご参加いただけます。
                              2022年8月8日

   講座の内容、講師のご紹介など、詳しくはこちらをご覧下さい
   ご受講のお申込みをお待ちしています。

   なお、ドイツ文学の講読をご希望の方には、当協会「読書会」(下記)もあります

   ドイツ語担当:中村茂子
   詳しくは、ドイツ語担当中村茂子までお問合せください
   Eメールはこちらからご連絡ください。
 合唱団アムゼルの団員募集   歌う楽しみをご一緒に
 最新の活動
  ★2022年7月24日★
  ふじさわ合唱祭に参加しました。
  私たちの演奏について講師の先生方の講評を紹介します。

  清水敬一先生(指揮者)
  ドイツ語で歌うということの良さを、存分に発揮していますね。
  1.男声と女声のかけあいが素晴らしい!
   ピアノと少しずれている時がありますが、歌がそう歌いたがっているので、
   かえって良かったです!もちろんピアノも。
  2.ドイツ語でやるからの、情感が出ています。大事な言葉が、しっかりと心が
   込められていました。

  山本佳代先生(声楽家)
  男声の柔らかな声から始まったのが印象的でした。
  (声楽的には)2曲共にとても優しく柔らかな曲ですが、もう少し積極的に
  歌われると、会場にちょうどよく届き、皆さんの、お気持ちも伝わりやすいかと
  感じました。女声は支え(お腹や腰等)を感じられると更に芯のある美しい声に
  なるのではないかと思いました。来年も楽しみにしております。

  次回練習は8月3日、31日です。
                  (2022年7日26日 更新)

  鵠沼公民館   地図
  アムゼルのページは、 こちらをご覧下さい
  これまでの演奏会、現在の練習の様子等を音源付きで見ること聴くことが出来ます。


練習は
 毎月第1と第3水曜日(第5も可能性あり)
 午後1時30分より3時30分
会場は
 鵠沼公民館
問合せ
 理事 水谷妙子(045-895-6845)
 理事 大久保 明


 SAS:おしゃべりの部屋

 談話室SASとは?
  Schwätzerei(おしゃべり) Am(で) Stammtisch(常連客の席)、ドイツで広く知れ渡っている文化
  親睦を深める会。自由なトークと情報交換の場

  詳しくは、こちらをご覧下さい

 SWZ:ドイツ語で歌おう! Singen wir zusammen!

 ドイツ語で一緒に歌いませんか?
  ドイツ語圏(ドイツ、オーストリア、スイス等)には、古くから伝わるしっとりとした美しい歌、
  皆で楽しむ明るい歌など、多くの素晴らしい曲があります。
  SWZでは、毎月1回、少人数で、歌詞・Episode解説の後、
  これらの曲を全員で、ドイツ語で歌っています。

  詳しくは、こちらをご覧下さい

ドイツ文学を原書で楽しむ会「読書会」
むかし翻訳で読んだ懐かしいドイツ文学、 あるいはいつか原語で読んでみたいドイツ文学はありませんか。 湘南日独協会「ドイツ文学読書会」は、 そんな方々のためのドイツ文学を原語で楽しむ会です。 ドイツ語文法を一通り勉強なさった方でしたらどなたでもご参加いただけます。 忘れてしまった方も大丈夫、参加者が力を合わせて読み進めます。

2019年10月に発足した読書会は、今年10月に第50回を迎えます。 新型コロナウィルス蔓延による休会が続いたこともあって 最初の講読図書、ヘルマン・ヘッセ『デミアン』に想定以上の 長時間を要しました。 その『デミアン』も、あと少しで終わります。 次作は、参加者全員で相談して同じヘルマン・ヘッセの短編集『メルヒェン』から 「アウグストゥス」を読むことになりました。 同作のあと、皆さんのご要望に名前の挙がった作品を順番に読んでいきたい、 古いものばかりでなく現代のものはどうだろう……、と夢が広がります。

日本語翻訳で読んでいた文章をドイツ語で読んでみると、時空を超えて作者の筆致を感じる喜びがあります。 その楽しさを、ぜひご一緒に!

お問合せをお待ちしています。

読書会の日程表(PDF:9月〜2月)は、 こちらから、ご覧下さい (2022/08/11 更新)

 毎月 : 第1,3 火曜日 時間 : 15:00~17:00
 場所 : 藤沢商工会議所ミナパーク

 お問合せ:大久保 メールはこちらからご連絡ください


見て聴いて楽しむ音楽史

  ドイツの音楽を中心に取り上げます。もちろん、関連する各国の音楽も取り上げます。
  音楽を楽しむために、作曲家の環境・事情や、作品の背景、楽器の事情などを
  音楽史の中で解説し、音楽を見て聴いて楽しみたいと思います。
  会の趣旨について詳しくは、 こちらをご覧下さい

 ★これまでの実績(第1回から第12回)と配付資料(ダウンロード出来ます)

 ★これからの予定
   下記の配付資料は、内容が整った時点で公開しています。稀に更新する可能性もあります

   8月はお休みです

   第13回 バロック音楽(その1) イタリア・バロック音楽 → 配布資料 (2022/07/08版)
    日時 : 2022年 9月 1日(木) 14:30-16:30
    会場 : 湘南アカデミア 7階
    取り上げる曲:イタリアのバロック音楽を紹介します
      G.Frescobaldi, G.Carissimiの声楽曲,
      A.Corelli, G.Torelli, A.Vivaldiの協奏曲、Gloriaミサ抜粋 等

   第14回 ロマン派の音楽(その1) BrahmsとWagnerの音楽
    日時 : 2022年10月 6日(木) 14:30-16:30
    会場 : 湘南アカデミア 7階
    取り上げる曲:ロマン派音楽を牽引する、ブラームスとワグナーの音楽と背景を紹介します
     ★曲は予定です★
      R.Wagner : 楽劇 "トリスタンとイゾルデ" 第1幕への前奏曲の冒頭部分
      F.Liszt : 交響詩 "Les Preludes (前奏曲)" S.97より第1部
      A.Dvořák : 交響曲第7番 ニ短調, op.70 より第3楽章 Scherzo
      J.Brahms : 交響曲第4番 ホ短調, op.98 より第1, 第4楽章
      R.Wagner : リエンチ序曲、神々の黄昏の最終情景、ローエングリン第1幕への前奏曲

   今後の予定 11月、12月以降は、
    バロック音楽(その2) ドイツ・バロック音楽
       : H. Schutz, D.Buxtehude, J.Pachelbel, G.P.Telemann
    ロマン派の音楽(その2) ロマン派音楽を立ち上げた音楽家達
       : C.Weber, F.Schubert, F.Mendelssohn, R.Schumann
    バロック音楽(その3) フランス等周辺のバロック音楽
       : J.Lully, F.Couperin, J.Rameau 他
    国民楽派の音楽(その1) チェコと北欧の国民楽派
       : B.Smetana, A.Dvořák, E.Grieg, J.Sibelius
    ロマン派の音楽(その3) ロマン派音楽を発展させた音楽家達
       : R.Strauss, G.Mahler 等
    (英国の宗教改革とルネサンス音楽)
   等を予定しています

 ★参加の申し込みは、 こちらからメールでご連絡頂いても、受け付ける事が出来ます
   参加される催し物を特定できる様に、催し物の名称と開催日付、参加される方のお名前を
   メール本文に明記した上で、送信してください


 開催イベント

 ★催し物に参加を希望される場合は、必ず当方にご連絡を頂き、
  併せて、こちらから連絡を差し上げる連絡先をお預けください
  なお、お知り合い、ご友人など当会の会員でなくとも、お気軽にお誘いください

 ★参加の申し込みは、 こちらからメールでご連絡頂いても、受け付ける事が出来ます
  参加される催し物を特定できる様に、催し物の名称と開催日付、参加される方のお名前を
  メール本文に明記した上で、送信してください

 詳しくは、こちらをご覧下さい
  湘南日独協会 催事カレンダー(2022年6月12日版)は、 こちらから、ご覧頂けます

  見て聴いて楽しむ音楽史 
   8月はお休みです
   第13回 9月1日(木) 14:30-16:30 バロック音楽(その1) イタリア・バロック音楽  
   第14回 10月6日(木) 14:30-16:30 ロマン派の音楽(その1) BrahmsとWagnerの音楽(予定)  

  月例会 
   8月はお休みです
   9月25日(日)14:30-16:30 講演会 ドイツ留学の夢 − Darmstadt滞在通算6年半  


 ミニコンサートのお知らせ    
   コロナ感染状況は改善を見せておりますが、飲食を伴う湘南オクトーバーフェストは
   今年も開催が難しく、昨年開催しお楽しみ頂けました、ミニコンサートを今年も
   開催することになりました。
   詳細は9月発行のDer Windでお知らせいたしますが、概要は以下の通りです。
   皆様のご参加をお待ちしております。
   日時 2022年10月 1日(土)
      13時30分 開場 14時 開演予定
   会場 藤沢市民会館 第一集会展示ホール
   会費 2,000円
   内容 ピアノ演奏、ヴァイオリン演奏、フルート演奏、21弦琴演奏、合唱団アムゼル演奏



 湘南日独協会・SWZのオクトーバーフェスト2022    
   本格フレンチレストランで食事・ビール・ワインと自前の音楽*でのオクトーバーフェストを
   企画しました。皆様、お誘いあわせの上、ご参加下さい。

   ワクチン3回接種者限定
   「完全予約制」:定員になり次第予約受付を締め切ります。お申込みはお早目に!
   SWZ(Singen wir zusammen!)とは
      湘南日独協会の、ドイツの歌をドイツ語で歌って楽しむ会の事です。

   内容   本格フレンチのコース料理と飲物(ビール、ワイン、ソフトドリンク)
        *BGMに合わせ皆で歌います(プロの出演・演奏はありません)

   会場   ビストロ・ラシャンブル (Tel:0466-27-8961) 藤沢市鵠沼石上2丁目2-9
   日時   2022年10月20日(木)14:30〜17:00
   会費   \8,000(税込み)。但し、9月30日までの振込みの場合、\7,000(税込み)。
   参加申込 湘南日独協会への振込み(10月6日締め切り)を持って参加申込とします。
        振込み口座番号:00210-9-22718(お近くの郵便局から)
        定員になり次第、締め切りますので、振込み前に必ずお問い合わせ下さい。
        10月13日以降のキャンセルにはキャンセル料が発生しますのでご注意下さい。
   当日の集合 10/20 (木) 14:10 (厳守)
        JR藤沢駅南口・Taxi乗り場前に集合。マスク必携。

   その他  SWZ見学歓迎(無料)9/15(木)15:00から、10/3(月)16:00から各2時間。
          藤沢駅北口ミナパーク5F
        緊急事態宣言などで開催不能となった場合は返金致します。

   問合せ先 湘南日独協会・事務局: Tel. 0466-26-3028, Fax. 0466-27-5091 又は
        E-mailでは こちらから、お問い合わせください

   主催   湘南日独協会・SWZ(ドイツ語で歌おう)

 読書会:ドイツ文学を原語で楽しむ会   
      詳しくは、こちらをご覧下さい
 談話室(SAS)   
      詳しくは、こちらをご覧下さい
 SWZ(Singen wir zusammen!)   
      詳しくは、こちらをご覧下さい


 会員の皆様へ
投稿のお願い
会員の皆さんの日頃のご活躍を会報でお知らせしたいと思います。 演奏会・展覧会・発表会・講演会等の予定をお知らせ下さい。
会報は季刊、3月、6月、9月、12月の第2日曜日発行予定です。 前月の中旬までにメール・郵便のいずれでも結構です。お待ちしています。

皆様へ、ご協力お手伝いのお願い
季刊の会報Der Windの発送作業を、原則、季刊3月、6月、9月、12月の第2日曜日、午前10時から行っています。
お手伝い頂ける方は、ご連絡頂ければと思っています。

年会費について
これまでに、会費を振り込み頂いた方でお名前の記載がない方が居られます。
会の方へご連絡いただきたくお願いします。

★ご連絡は、 こちらからメールでご連絡ください



 これまでの掲載記事
   (寄稿など)


  会員掲示板(これまでのホームページ掲載記録 - ältere Nummern)
  劇場便り
  音楽の楽しみ方
  マインツから
  Deutsche Witze
  私とドイツ
  皆様から寄せられた岩崎先生への追悼文
  皆様から寄せられた松野会長への追悼文



 これまでの活動


  

 2008年 2009年
 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年
 2015年 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
 2020年度 2021年度 2022年度



 関連協会



 日独協会(JDG)

 〒160-0016 東京都新宿区信濃町18番地マヤ信濃町2番館
 受付時間:月〜金 10:00〜18:00
 TEL: 03-5368-2326 FAX: 03-5368-2065
 日独協会による  全国日独協会連合会一覧



 横浜日独協会(JDGY)

 〒247-0007 横浜市栄区小菅ケ谷1丁目2番1号
  地球市民かながわプラザ NPOなどのための事務室内
  (事務局:齊藤・能登)080-7807-7236 Mailはこちらから



 提携協会



 ワイマール独日協会

  Rainer-Maria-Rilke-Straße 10A, 99425 Weimar
   c/o : Peter Käckell
   E-mail : djg-weimar@t-online.de

湘南日独協会 開催行事の予定

 ★催し物に参加を希望される場合は、必ず当方にご連絡を頂き、
  併せて、こちらから連絡を差し上げる連絡先をお預けください

 ★参加の申し込みは、 こちらからメールでご連絡頂いても、受け付ける事が出来ます
  参加される催し物を特定できる様に、催し物の名称と開催日付、参加される方のお名前を
  メール本文に明記した上で、送信してください

  湘南日独協会 催事カレンダー(2022年6月12日版)は、 こちらから、ご覧頂けます

会場の情報
会場 湘南アカデミア 江ノ電第2ビル 7階
   藤沢市鵠沼石上 1-1-1 江ノ電第2ビル 7階
   TEL 0466-26-3028

会場 藤沢商工会館(ミナパーク)
   〒251-0052 神奈川県藤沢市藤沢 607-1
   0466-27-8888 (代表)


第13回 見て聴いて楽しむ音楽史  
      バロック音楽(その1) イタリア・バロック音楽

日時 2022年 9月 1日(木) 14:30〜16:30
会場 湘南アカデミア 江ノ電第2ビル 7階
講師 高橋 善彦 氏 湘南日独協会会員
概要 バロック音楽の先駆け、イタリアのバロック音楽を紹介します
   G.Frescobaldi, G.Carissimiの声楽曲,
   A.Corelli, G.Torelli, A.Vivaldiの協奏曲、Gloriaミサ抜粋 等

会費 1,000円


9月例会 ドイツ留学の夢 − Darmstadt滞在通算6年半  

日時 2022年 9月 25日(日) 14:30〜16:30
会場 湘南アカデミア 江ノ電第2ビル 7階
講師 中川 淑郎氏 (横浜市立大学名誉教授)
概要 講師の研究分野である糖化学が発祥した、あこがれのドイツに留学、
   Darmstadt工科大学での充実した研究と日常生活の様子が紹介されます。

会費 1,000円

懇親会 会場 未定

2022年 ミニコンサート  

日時 2022年10月 1日(日) 13:30〜開演予定
会場 藤沢市民会館 第一集会展示ホール
概要 詳細は未定です 9月発行の会報にてお知らせします

会費 2,000円

第14回 見て聴いて楽しむ音楽史  
      ロマン派の音楽(その1) BrahmsとWagnerの音楽(予定)

日時 2022年10月 6日(木) 14:30〜16:30
会場 湘南アカデミア 江ノ電第2ビル 7階
講師 高橋 善彦 氏 湘南日独協会会員
概要 ロマン派音楽を牽引する、ブラームスとワグナーの音楽を紹介します
    R.Wagner : 楽劇 "トリスタンとイゾルデ" 第1幕への前奏曲の冒頭部分
    F.Liszt : 交響詩 "Les Preludes (前奏曲)" S.97より第1部
    A.Dvořák : 交響曲第7番 ニ短調, op.70 より第3楽章 Scherzo
    J.Brahms : 交響曲第4番 ホ短調, op.98 より第1, 第4楽章
    R.Wagner : リエンチ序曲、神々の黄昏の最終情景、ローエングリン第1幕への前奏曲
   ★曲は予定です★

会費 1,000円



談話室SAS


談話室SASについてのご紹介は、
こちらをご覧下さい


今後の予定

  談話室(SAS)再開後の実績と今後の予定

月日

プレゼンタイトル

発表者

12月14日

ドイツの弓道

島 新

1月11日

(イースター)Das Osterküken

伊藤志津子

2月8日

ドイツと日本のコロナ対策事情

Hanna Dausch-Miura

3月8日

外国人に対する日本語教育

八尾とし子

4月12日

Die Germanen

勝亦正安

5月10日

未定

Rebekka Radke

6月14日

Opioidkrise in Vereinigten Staaten

木原健次郎

7月12日

時局 アメリカと欧州

藤野 満


  会費 1,000円
  時間 15:15〜17:15
  会場 江ノ電第2ビル 4F(湘南アカデミア)
                        (2022年1月24日 更新)

  参加の申し込みは、 こちらからメールでご連絡ください
  参加される方のお名前、日付をメール本文に明記した上で、送信してください


SWZ(Singen wir zusammen!)  ドイツ語で歌おう!

ドイツの歌(フォルクスリート)をドイツ語で一緒に歌いませんか?
ドイツ語圏(ドイツ, オーストリア, スイス等)には、古くから伝わるしっとりとした美しい歌、皆で楽しむ明るい歌など、 多くの素晴らしい曲があります。

SWZでは、毎月1回、少人数で、歌詞・Episode解説の後、これらの曲を全員で、ドイツ語で歌っています。 歌って楽しむ事が目的ですので、楽譜は使用せず、発声法やコーラスの知識も不要です。 ドイツ語も、ごく基本的な知識があれば大丈夫。 参加された方からは、「中学時代にドイツの歌と知らずに日本語で歌っていた曲を、原語で歌えて楽しい」、 「楽しい曲に巡り合って嬉しい」、「湘南日独協会のOktoberfestで歌うのが楽しみ」、 「練習後の飲み会も楽しい」などのお声も頂いています。

尚、歌詞の事前配布を行っていますので、参加ご希望の方は、事前にお申込みをお願い致します。

最新情報

2022/07/21 の一言報告
"Müde kehrt ein Wandersmann zurück"

Müde kehrt ein Wandersmann zurück, nach der Heimat, nach der Liebe Glück.
Doch zuvor tritt er ins Gärtnerhaus, und kauft für sie noch einen Blumenstrauss.

何年もの旅から故郷にやっと帰りついた旅人。将来を誓い合った愛しい恋人に会う前に、
通りがかりの花屋に入り、花束を求める。求めに応じ花壇から花を摘み始めた花屋の美しい
女主人の頬には何故か涙が。何と彼女は…
と筋書は単純ながら、ドラマチックな展開と、哀調を帯びた美しいメロディーは女性の心を揺さぶり、
涙を誘ったようです。19世紀の典型的なKüchenlied。


活動記録

日付

取り上げた歌

2022.2.28(月)

@Freut euch des Lebens ADer treue Husar
BMein Herz, das ist ein Bienenhaus CKornblumenblau
DRheinische Lieder E O, du wunderschöner deutscher Rhein

2022.3.29(火)

@Der Winter ist vergangen ADer Mai ist gekommen
BNun will der Lenz uns grüssen CDas zerbrochene Ringlein

2022.4.21(木)

@Muss i denn, muss i denn, ADie Forelle
BDas Rennsteiglied CBozner Bergsteiglied

2022.5.26(木)

@Im Frühtau zu Berge AFrankenlied
BWer recht in Freuden wandern will CTreue Bergvagabunden

2022.6.18(土)

@An der Saale hellem Strande AStehn zwei Stern am hohen Himmel BDas Wandern ist des Mullers Lust
CDas Edelweiss vom Wendelstein

2022.7.21(木)

@Müde kehrt ein Wandersmann zurück ARauschende Birken
BNun ade, du mein lieb Heimatland CHohe Tannen

                                 (2022/07/25 更新)
★これまでの活動については、こちらをご覧下さい

今後の予定

月日

時間

場所

会議室

9月15日(木)

15:00〜17:00

藤沢商工会館(ミナパーク)5F

507

10月 3日(木)

16:00〜18:00

藤沢商工会館(ミナパーク)5F

507

10月20日(木)

14:30〜17:00

SWZのOktoberfest

La Chambre

11月17日(木)

15:00〜17:00

藤沢商工会館(ミナパーク)5F

507

2023/1/19 (木)

15:00〜17:00

藤沢商工会館(ミナパーク)5F

507

  *SWZのOktoberfestについてはこちらを参照ください。

  原則毎月第3木曜日、上記と同じ時間、場所の予定。(8月, 12月はお休み)
  日程は変更される可能性がありますので、毎回、事前にご確認下さい。

  1. 注意事項
   マスク及び簡単なフェイス・シールド(又はマウス・シールド)をご持参下さい。
  2. 会費 \1,000

  問合せこちら からメールでご連絡ください
   お名前、お問い合わせ内容をメール本文に明記した上で、送信してください
  参加の申し込みは、 こちらからメールでご連絡ください
   参加される方のお名前、日付をメール本文に明記した上で、送信してください

                                      SWZ担当:木原

 寄稿
     4月例会 ドイツ大使館主席公使 Dr.フィーツェ氏の講演を聴いて (島 新)
     3月例会 『小倉百人一首』寺澤行忠氏 講演会を聞いて (中村 茂子)
     湘南日独協会のシュタムティッシュ「談話室SAS」をご紹介します (伊藤 志津子)
     クラシック音楽の楽しみ方 第14回 オーケストラの事情(その1) (高橋 善彦)
     劇場便り その29 (志賀 トニオ)


4月例会
  ドイツ大使館主席公使 Dr.フィーツェ氏の講演を聴いて

会員 島 新


Dr.フィーツェ氏

2022年4月24日(日)、湘南日独協会主催の例会で、講演会「ドイツと日本の絆」を聴いた。 講師のDr.フィーツェ氏は、東京にあるドイツ連邦共和国大使館の主席公使である。 同氏の経歴を拝見すると、以下に記載の概略に見られる通り、アジア、 とりわけ日本とのかかわりが非常に長く、日本通の方である。 日本語も、従って非常に堪能で、講演も日本語で行われた。

公使は、1963年に、旧東ベルリンに生まれる。 ベルリン・フンボルト大学にて日本地域を研究され(専攻:日本語、経済・貿易関係)、 1987-1988年に東海大学に留学、その後、ハーバード大学研究員、 ドイツ外務省にて外交官研修、EU―ASEAN担当、在大阪・神戸ドイツ総領事館領事、 ドイツ外務省本省日本担当、在オーストリア国連ドイツ政府代表部、 在日ドイツ大使館広報部長、ドイツ外務省本省中国担当副課長、在中国ドイツ大使館政治部長、 連邦大統領府アジア・アフリカ担当課長を経て、2018年8月以降、在日ドイツ大使館主席公使として現在に至る。 近々本国に帰任されるとのことである。

公使が話されたことを、ここに逐一再現することはできないが、印象に残ったことと、感想を以下に報告する。

公使は、神奈川県にある東海大学に留学したことでもあり、同じ神奈川県にある湘南日独協会には特別な思いがある。

一方、ドイツと日本との間には、永年にわたって築き上げられ培われた良好で強い 「日独の絆」がある。だが、3月に突然発生したウクライナにおける残酷な侵略戦争の現実に直面し、 今、ドイツは、自国を守るための安全保障政策の見直しをし、独日政府間でも意見交換をしている。 (同じ週にドイツのショルツ首相が来日された)。

食料や気候変動などの問題への対処も含めて、独日、G7、EU日本、国連などにおいて、各国は結束し、 共同行動をとることが重要であり、強みでもある。また一方、独、日、いずれも相手国によって、 貿易や経済の面での依存度を見直さなければならない。 日独の友好関係によって連携して何かできるようになると良いし、友好信頼のアクションが必要であると思っている。


会場風景

講演の終盤、質疑応答があり:
日本についていえば、対米依存が大きく、その関係は大事であろうが、 それだけでなく自力を向上させなければならないのではないか。 それは、軍備だけでなく、外交も含めて。それによって日本が直面している脅威に対しても強いメッセージになるだろう。

講演を終わって強く感じたことは、ドイツは今まで冷戦時代も含めずっと危機に身近に接してきて、 戦後ずっと平和な環境にあった日本の我々とは、危機感が、ずいぶん違う。しかもドイツは真っ先に直面するのだと。

講演のあと、人数をしぼって懇親会を開いた。日本語達者な夫人も一緒に、平和な日本での歓談であった。


3月例会
  『小倉百人一首』寺澤行忠氏 講演会を聞いて

会員 中村 茂子

講師の寺澤 行忠氏と筆者

藤原定家の国宝『明月記』を見に行ったことがある。 友人に誘われて行った五島美術館、ところがせっかくの国宝が、全く一文字も読めなかった。 すぐ隣から小声で読んで、ああだこうだと話している声も聞こえた。 一念発起、変体仮名を読む講座に通った。教材は江戸期に書かれた「小倉百人一首」。 藤原定家との初めての出会いだった。この変体仮名教材の「百人一首」を端緒として、私は和歌の奥深さを知った気がする。
そんな私にとって、寺澤行忠先生の「小倉百人一首」講演会は大変興味深かった。

講演は、まず「百人一首」がいかに国民に親しまれ浸透しているか、宝塚女優の芸名を例に挙げることから始まった。

ついで、「百人一首」がかるた遊びとして流布したことから、かるたについての説明、 すなわち日本古来の貝合わせと、南蛮渡来の「天正かるた」から生まれ、 江戸元禄の頃には「百人一首」かるたは大いに盛んになった。 尾形光琳の美しい「光琳かるた」にも言及され、その写真本を見せてくださった。 こうした美しいかるたは、貴族や大名の子女の嫁入り道具であったという。 身近な宝塚女優の名前とかるたを導入として、「百人一首」そのものへお話は進む。

「百人一首」は、百人の優れた歌人の歌を、一首ずつ選んだ歌集である。 「小倉百人一首」と呼ぶのは藤原定家が歌を選び、京都小倉山の山荘のふすまの色紙に書いたことに由来する。 この選歌については定家の子、為家の妻の父、宇都宮頼綱が行ったという説があった。 この頼綱の選歌説を、かつて賀茂真淵を始め支持した者が多かったが、現在は定家の選歌であり、 彼の晩年の秀歌観を反映している、と見るのが妥当である。

百首はすべて勅撰集からとられている。勅撰集は、天皇の勅命で編まれた歌集である。

こうした勅撰集を編纂する準備の意味あいもあって天皇主催による内裏内歌合(うたあわせ)も催された。 歌合は、二つの組に分かれて、互いに一首ずつ和歌を朗詠して勝負する。歌を詠むことはまことに大事だった。

「小倉百人一首」の種類を見ると、恋の歌が半分を占めている。 公的な勅撰集ではないので、定家は好きな恋の歌を取った。 「百人一首」は恋愛歌集だと言って良い、と寺澤氏。 さらに歌枕、つまり諸国名所を詠みこんだ歌が多い。名所屏風歌の要素もある。 百首は概ね成立順に並べられている。

この後、講演は「歌仙画」に移る。「百人一首」に名を残す歌人三十六人を、 藤原公任が選んだ「三十六歌仙」、その姿を描いた鎌倉時代の歌仙絵巻が、 大正六年に売りに出された。三十六人の歌人に住吉大明神を加えた三十七枚。 余りの高額のため巻物を切断、一枚ずつ切売りした。文化財保護法のなかった時代である。 切断時に模写が作られ、その模写でさえ高額だったという。 こうした文化財の価値を図る物差しが、つまるところ売買金額になるのは他の美術品と同じということか。

講演は、これより小野小町、伊勢、小式部内侍、式子内親王ら女流歌人に進んだ。 謡曲「定家」に描かれた式子内親王と定家との恋にも思いをはせる。
藤原定家による「小倉百人一首」が伝統和歌を国民の間にしみわたらせ、 日本人の美意識を形成するうえで、また古典的教養を涵養をするうえで大きな役割を果たしている、 という寺澤行忠氏のお話に、心から納得した。

さて、冒頭の『明月記』が一文字も読めなかった話をすると、寺澤氏は言下に「定家は悪筆なんです」
寺澤行忠氏は、ご自身の研究が一段落したあと、海外における日本文化を研究された。
自国の文化を知ってからこそ、他国の文化の理解がある、とのお考えによる。
その観点から『ドイツに渡った日本文化』『アメリカに渡った日本文化』の本をお書きになった。

日本の文化、伝統への理解を大事にしたい、とあらためて感じた。


湘南日独協会のシュタムティッシュ「談話室SAS」をご紹介します

会員 伊藤 志津子

シュタムティッシュは2014年6月に始まり、2020年3月から2021年10月はコロナで休会となり、2021年11月に再開しました。

SASはSchwatzerei<おしゃべり> Am<で> Stammtisch<常連客のテーブル>の短縮です。
「Stammtisch」の本来の意味は、 レストランや居酒屋で常連客が連日のように集まる一角(テーブル)のことです。 その席の常連客はビールなど飲みながらその日の出来事を皆に話して聞かせます。
おしゃべりだけではなくトランプ遊びなどで盛り上がることもあり、 そのような目的で定期的に常連席に集まるグループも「Stammtisch」と呼ばれます。

湘南日独協会のシュタムティッシュを始めるにあたって、 当時の松野義明会長(故人)が集まりの目的として挙げられたのは、 ――リラックスした雰囲気の中で日本人、ドイツ人、他の外国の人との出会いがあり、 気楽に話をする中で「ものの見方」について相互的関心と理解を深める――ということでした。

現在、参加者10名ほどの中にドイツの方も1, 2名おられ、ドイツ語でおしゃべりすることも出来ます。 日本と海外の生活習慣や文化の違いを紹介し合ったり確認したりしています。

政治のありかたや教育制度の良し悪し、読書、買い物、料理など話題はさまざまです。 最近ではコロナ対策の現状やウクライナとロシアの現実も話題に出ています。

参加者は自由に話すことでよいのですが、2時間を充実させるためにあらかじめその日のテーマを決めて、 テーマを決めた人に話の口火を切ってもらいます。必要に応じてその人が資料を持参されることもあります。

参加者それぞれの興味のあり方により、話題がどの方向に進むかは全く予知できません。そこが自由で楽しいです。

2時間の「談話室SAS」の後に皆で居酒屋に向かい、それからが飲みながらのシュタムティッシュとなり、 ドイツやスイスのStammtischにより近くなります。

これまでのテーマの一部を参考までにご紹介します。
2014年『外国人』,『自由時間の作り方』
2015年『人と動物のつきあい』,『住まい・生活空間』
2016年『モラル崩壊』,『個人情報保護』,『Inklusion』,『幸せとは』,『音声情報と標語にあふれる国』
2017年『日本人らしさ』,『日本のマンガ文化』,『技術』,『Premium Friday』,『経験から得た知』,
『お金』,『歴史豊かな静岡市』,『大人たちの時間』
2018年『結婚と離婚』,『Fasching 「Die fuenfteJahreszeit」』,『日曜日』,『おもてなし』,
『良寛の足跡を訪ねて』
2019年『ねこブーム』,『元号』,『郷に入っては郷に従え』,『森鴎外』,『NIMBYとは何でしょう』,
『Tokushima Anzeiger』
2020年 『面白かった本の紹介』,『朗読の楽しみ』
2021年 『ドイツにおける弓道』
2022年 『イースターはいつ?』,『コロナ対策事情、ドイツと日本』,『DieGermanen』,
『外国人に対する日本語教育』,『アメリカと欧州』

「談話室SAS」に是非お立ち寄りください。
お待ちしております。
日時:月一回(8月は夏休み)第二火曜日。
   午後3時15分から2時間。
会場:湘南アカデミア、江ノ電第二ビル
   江ノ電沿線新聞社4F。
参加費:1,000円
お問い合せ: 伊藤志津子0466-28-4609


クラシック音楽の楽しみ方  第14回

会員 高橋 善彦


今回はオーケストラの事情についての話(その1)です。 演奏会を見ていると、拍手に迎えられて指揮者が登場し、指揮台に上がる前に、 Violinの一番前に座っているコンサート・マスタと握手して、それから指揮台に上がります。

コンサートマスタ
(Concert master, Konzertmeister)

殆どのオーケストラで、第1ヴァイオリンの一番前に座っている方が、コンサートマスタです。 女性の場合はコンサートミストレスと呼んでいた時期もありましたが、 今はコンサートマスタと呼ぶようになりました。

音楽は指揮者が先導します。指揮者は楽員とコミュニケーションを取りながら音楽を作り上げて行きます。 指揮者と楽員は互いの信頼に基づいて、演奏しています。限られた練習時間の中で、 音楽を作り上げる為には、オーケストラ側に指揮者を支える人が必要です。 この支える人の代表的存在がコンサートマスタです。 コンサートマスタは、第1ヴァイオリンの責任者であると同時に、弦楽器全体の責任者であり、 オーケストラ全体の責任者です。

例えば、指揮者が棒を振り下ろした時、 実際の音の動き出しを決めているのはコンサートマスタであると言って良い場面は多く有ります。 指揮者の指揮棒と呼吸を読んで、音の出足、音の切れ目を決めています。 ゆっくりした静かな音楽では、この傾向は顕著になります。

各弦楽器のセクションの一番前に座っている、各弦楽器の責任者、 各管楽器、打楽器の奏者は、指揮者と同時にコンサートマスタの弓の動き、動作、息遣いに注目しています。 これで、オーケストラ全体の音が揃います。

ここでは、解りやすく責任者という言葉を使いましたが、 オーケストラではトップ(Top)という呼び方を使います。 第1、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの第1列(第1プルト(Plut, 譜面台の意味))の客席側に座っている人が 各弦楽器セクションのトップ、隣に座っている人をトップサイド(Top side)と呼びます。

弦楽器の各セクションは複数の人が同じ譜面を演奏していますので、各演奏者は指揮者とトップに従い、 各トップは指揮者とコンサートマスタに従い、支えることで、オーケストラの弦楽器群の音楽を作ります。 コンサートマスタと各トップが、オーケストラ音楽の屋台骨となる弦楽器の音楽を指揮者に沿って支える「要」となっています。

演奏の実際面、例えば弓の使い方(bowing)はコンサートマスタと各トップが用意します。 指揮者は音楽の特定の箇所の弓使いについて要求する場合もありますが、その箇所以外はオーケストラ側が決めています。

管楽器、打楽器奏者も同様に、指揮者とコンサートマスタに注目して演奏しています。 オーケストラの席の配置も、この事を意識してコンマスが見えるかどうか確かめています。 このことが演奏以上にハッキリ解るのが、演奏が終わった後、拍手に応えて、指揮者がオーケストラを立たせようとした時、 コンサートマスタの動作にオーケストラ全体が従います。 時々、コンサートマスタが立たず、楽員も起立せずに、指揮者一人に拍手に応えるように促すのを目にします。



指揮者と練習を通じて、多くの言葉を交わすのは、おそらくコンサートマスタで、指揮者の意図を確かめ、楽員に伝えています。

演奏が終わって、指揮者がコンサートマスタ、各トップと握手、拍手を送っているのには、 このような背景があります。指揮者から見て、オーケストラは「自律」した信頼出来る存在であることが、 良い演奏をするためにも、また、指揮者が楽員と良好な関係を保つためにも必要です。 その代表がコンサートマスタで、補佐役がトップということになります。

コンサート・ピッチ (Concert pitch, Kammerton)

さて、演奏会が始まり、コンサートマスタが登場すると、オーケストラのチューニングがコンサートマスタの主導で始まります。 この時に鳴る音は A(ラ)の音で、コンサート・ピッチ(Concert pitch)と呼びます。 演奏会で各楽器がチューニングで使うAの音の高さという意味です。


A=442Hz

今は、442HzのAの音を標準のコンサート・ピッチとして使っていますが、これにも歴史があります。

19世紀になるまで、音の高さに標準を決めて使うという概念は存在していません。 音の高さはバラバラです。例えば、教会にあるオルガンや鍵盤楽器の音の高さは、 同じ街にあっても異なっています。同じ教会でもオルガンの音の高さは時間と共に、 パイプの修理などで変化して行きます。

楽器が発達しはじめると、明るい音色を求めて音の高さは上がって行く傾向が出て来ます。 17世紀の初めに、楽器の音が声楽の音と比べると高くなっていて、歌い手は歌えなくなったり、 リュートなどの弦楽器は弦の音をあわせることが出来ないという問題をMichael Praetorius が著書「音楽大全」の中に書いています。 声楽と器楽が演奏する教会での音楽に問題を抱えながら、現場の知恵で対処し何とか演奏するという期間は長く続きます。

18世紀のはじめ、1711年に音叉が登場して、音の高さを定めて行こうとなるのですが、 まだ、音叉の音の高さがバラバラな状況は続きます。例えば、1740年の日付のあるHandel周辺にあった音叉のAの音は 422.5Hz, 1780年の日付の付いた音叉はAが409Hz, 1800年頃のBeethovenの音叉はAが455Hzという状況です。

19世紀になって、ようやく標準の音の高さを決める動きが起きます。 1859年にフランスでAの音を435Hzと定め、標準化しようとします。 この標準の音の高さは、フランス・ピッチ等と呼ばれ欧州で普及しはじめます。 この後も、標準化への動きは様々起きますが、結局、1939年に開かれた国際会議で、多方面から考慮し、 Aの音の高さは440Hzを標準と決まります。

オーケストラでチューニングはOboeの音から始まります。 現在のオーボエ奏者は手元に電子チューナを置いて基準音を吹き始めます。 ピアノ協奏曲の演奏の様に調律が必要な楽器を使う場合には、その楽器から基準音をとります。 現在のピアノは、オーケストラと同じ基準音を使っています。

20世紀の中期から、また、基準音が上がる傾向が起きます。 以前の上昇傾向に比べればゆっくりした上昇で済んでいます。現在の主流はA=442Hzです。 ベルリン・フィルハーモニーでは443Hzを使っています。

また、現在のバロック音楽などの古楽演奏には、415Hzから418Hzを使うことが標準となっています。 これは、オーケストラで使っている基準音より、およそ半音低いことになります。 更に、最近は各時代の音楽を再現する目的で、 時代と地域から使われていた基準音を再現する試みも行われています。 例えば、Leipzig以前のBachのカンタータに使われていた、基準音はA=460〜470Hzで、 オーケストラの基準音より、約半音高くなります。

蛇足ですが、テレビやラジオの時報の音は440Hzが使われています。


電子チューナー


音叉

オーケストラのチューニングの基準音にOboeを使う理由には諸説あります。 音が良く聞こえる楽器、音を長く吹くのに適した楽器、 長さを調整できない楽器であるからという説が有力です。 Oboeは楽器に差すリードの抜き差しだけでチューニングします。
(Oboeには他の木管の様に、楽器本体の管の長さを変更できる仕組みがありません)

チューニングの進め方は各オーケストラで様々ですが、Oboeの基準音をコンサートマスタが取り、 このViolinの音を基準にして弦楽器がチューニングをはじめ、弦楽器が終わったら、 再度Oboeの基準音から各管楽器、 打楽器がチューニングをはじめるというオーケストラが多くなった様に感じています。 もちろん、各楽器一斉にというオーケストラも多くあります。

チューニング風景にはオーケストラの性格が反映されています。


劇場便り その29

これまでの劇場だよりは、こちら からご覧頂けます

ブレーマーハーフェン 志賀 トニオ 氏

3か月前には、まさか次の便りが戦争と関連する事になるとは思いもよりませんでした。 前回の便りを執筆した直後にウクライナでの戦争が始まり、劇場でもその影響を色濃く受けました。 私自身、悲劇的な映像を目の当たりにし、ショックから仕事に集中できない日々が続きました。 そして真っ先に心配したのが、同僚のウクライナ人の事でした。 この劇場には8年程前からウクライナ人のバレエダンサーが所属していたのですが、その彼が、 5年ほど前に同僚で同じ東ウクライナ出身のダンサーを連れてきて、 ロシア人のバレエ団のシェフに採用してもらえないか働きかけていました。 彼は当時紛争地となっていたドネツクの出身で、安全な所での仕事を探していました。 当時はドイツ語も英語も出来なかった彼でしたが、 バレエの実力は確かでしたので首尾よく採用されたのでした。 彼の両親は今でもドネツク在住だそうで大変心配しています。 劇場には他にもオーケストラや事務方にウクライナ人とロシア人がおり、複雑な心境です。

さて、私は2月から4月にかけて指揮をする機会が多かったのですが、 その演目はオペレッタの"ヴィクトリアと軽騎兵"とミュージカルの"チェス"でした。 そして不思議な事に両演目共、ロシアとの関係(戦争と冷戦)がテーマだったのです。 "ヴィクトリアと軽騎兵"は1930年初演のパウル アブラハムの作品です。 彼はウィーンオペレッタ白銀の時代の盟主レハールの後を継ぐ作曲家として当時期待されており、 この作品もとてもウィットに富み、且つモダンであり秀逸です。


ヴィクトリアと軽騎兵の舞台

残念ながらユダヤ人であった為、ナチスの台頭によりアメリカへ亡命しました。 この作品はロシアのシベリアにある政治犯収容所で始まります。 収容所で虐げられる様子が描写され、大変心が痛みます。 そこにクーデターを企てた罪で捕らわれたハンガリー人の軽騎兵が脱走に成功し、なんと日本に逃れます。 ですので、第1幕はシベリアと日本が舞台。そこで登場する横浜生まれの日本人とフランス人のハーフ、 リアさんが歌うアリアはマイネ ママ(Meine Mama)という日本名で30年代に大ヒットしたそうです。 実はこの作品、宝塚歌劇団で日本語版が作成されて、当時上演されていたそうです。 第2幕はサンクトペテルブルクに移動し、アメリカ大使館に隠れ、 ハンガリーに帰国する機会をうかがうのですが、 ロシアのスパイに見破られて再度捕らわれの身となってしまいます。 最終的には恩赦が出て無事ハンガリーに帰る事ができ、ハッピーエンドであるのが救いです。


チェスの舞台

"チェス"は東西冷戦の最中、アメリカとロシアの選手が国の威信をかけて試合をするお話しです。 この作品は、1956年のハンガリー動乱で始まります。ソビエト連邦の支配に反対する民衆が蜂起し、 ソ連軍の武力によって鎮圧され場面が描写されます。 そこで父と娘(フローレンス)が生き別れとなってしまいます。 チェスが好きであったフローレンスはその後アメリカに亡命し、 アメリカチャンピオンのアシスタント兼恋人として、ロシア選手(アナトリー)との試合に挑みます。 この試合はアナトリーが勝利するのですが、その時にフローレンスがアナトリーと恋に落ちてしまいます。


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