湘南日独協会会報 Der Wind

 VOL.19 NO.3 通巻112
 発行 2017.5.14
 更新 2017.5.17
   

 連絡先

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 ご案内

 湘南アカデミアの地図
 〒251-0025
  藤沢市鵠沼石上1-1-1
   江ノ電第2ビル7F
 


ご挨拶
会長からのご挨拶               会長 松野 義明


第18回定時総会開催


4月30日(日)午後1時、湘南アカデミアにおいて、総会開始、松野会長が挨拶の後議長に選出され、 事務局担当昔農理事の進行の下議事次第に沿い、報告・議案の採決が円滑に行われました。

会長挨拶では、16年度活動での例会等の円滑な運営、SWZ、SAS、ドイツ語講座が引き続き順調な推移を 見せていることに対する会員への感謝と20周年を迎え、なお一層会員間の交流の活性化へ向けて、 会員からの意見・協力を求める発言がありました。

2017年度予算には、2018年度が、当協会の創立20周年の記念の年となり、記念事業準備のための今期予算が 計上されています。

役員人事につきましては、吉田理事が理事をご退任顧問に就任されること、小田理事からは体調に 鑑み再任を望まれないことが会長より報告があり、新体制の発足となりました。 お二人に対する会長からのお言葉です。
 吉田克彦様
1998年11月の本協会設立時には中心的立役者として力を尽くされ、爾来、理事として 当協会の発展に多大な貢献をなさいました。この度、健康上の理由で理事を退きたいとのご希望により、 今後は顧問として協会活動に助言いただくことになりました。

 小田武司様
2011年7月に当協会に入会され、理事として当協会の業務遂行に献身的にご尽力下さいました。 2015年の夏、病に倒れられ、全快まで理事の任を辞したいとのご希望がありました。

協会会員一同、お二人のご功績を深甚の感謝をもって讃えつつご全快を祈念申し上げるとともに、 更なるご協力を期待しております。
                           (会長 松野)

映画会

総会終了後は戦前のドイツ名画と言われている「会議は踊る」。
解説は長年映画解説で有名な吉田克彦氏(今回顧問就任)。
名解説に皆さん聞きほれておられました。



ワイマール独日協会バウハウス会長からの礼状

3月会報でお知らせしました、バウハウス会長の叙勲お祝いに対する礼状が届きました。

拝啓、
日本の功労賞(旭日双光章)授与は私にとって大変な名誉であり、今後の人生に於いても大変重要な 出来事経験であり続けるでしょう。又、在ベルリン日本大使館での印象深い式典・レセプションも 大きな喜びとなりました。織田さん(湘南日独協会・織田名誉会長)が書かれ、独日協会連合会の Reiber副会長が披露された表彰スピーチでは私達が一緒に実施した諸活動・催物が挙げられていました。 これらの一つ一つは、永い時間の経過を経て、日独間の又、とりわけ湘南日独協会とワイマール独日協会の 間を結ぶ橋となった、その礎をなす多くの石を象徴するものだと思います。私は皆さんと一緒にこの橋を 築く仕事に参加できましたが、その仕事を私は心から喜んで行って参りました。お贈り頂いた2点の 素晴らしい「書」は、数日前に届きました。大変嬉しく、自宅の然るべき場所に飾りました。 その優美さは私の視線を引き付けて止まず、その度に自然と幸せな気分に包まれます。このような特別な贈 り物を頂き、松野会長及び会員の皆様に心より御礼申し上げます。どうも有難う御座いました。

心からの御礼を申し上げ、又、再会を楽しみにしております。               敬具

(訳 木原理事)



寄稿(翻訳)第6回
   ( Der Wind 2017年5月号 )
湘南日独協会ドイツ語講座 / 原書講読コース
講師 松野義明
  山崎 正(翻訳統括)、中村 茂子、森長 京子、田中 信子、宇多 綾子

内容は
Schattenspiel(Hermann Hesse) 影絵芝居(ヘルマン・ヘッセ)
をご覧ください。



会員の皆様へのお願い

投稿のお願い
会員の皆さんの日頃のご活躍を会報でお知らせしたいと思います。 演奏会・展覧会・発表会・講演会等の予定をお知らせ下さい。 会報は原則奇数月の第2日曜日発行予定です。 前月の中旬までにメール・郵便のいずれでも結構です。 お待ちしています。

皆様へ、ご協力お手伝いのお願い
隔月発行の会報Der Windの発送(奇数月第2日曜日午前10時〜)、国際交流会そしてオクトーバーフェスト、 来年の記念行事等へのお手伝いを是非お願いいたしたく、皆様からのご連絡をお待ちしております。 皆様とご一緒にさらに楽しい会にしてゆきたいと願っております。

年会費についてのお尋ねとお願い
平成29年度の会費を振り込み頂いた方でお名前の記載がない方が居られます。 会の方へご連絡いただきたくお願いします。 また、まだお振り込み頂いていない方は早めにお願いいたします。



催し物開催予定のお知らせ

湘南日独協会創立20周年並びにアムゼル創立15周年記念式典と音楽会 日程決定
日時 来年2018年5月18日(金)
会場 鎌倉芸術館

2018年は年間を通じて記念の行事を計画しています。
特別連続講演会、ワイマール独日協会との交流会、ドイツとの縁の深い地 (案としてベルツ博士、ブルーノタウトの群馬方面)を訪ねる旅など、
詳細決定次第お知らせいたします。

2017湘南オクトーバーフェスト開催決定
日時 10月15日(日)予定14時
会場 藤沢市民会館・第一集会展示ホール

詳細は次号でお知らせいたします。




 これまでの掲載記事
   (寄稿など)


  劇場便り
  マインツから
  Deutsche Witze
  私とドイツ
  会員掲示板(各イベントについてのお知らせなど)



 活動案内


  

_2008年活動_ _2009年活動_
_2010年活動_ _2011年活動_ _2012年活動_ _2013年活動_ _2014年活動_
_2015年活動_ 2016年度活動 2017年度活動



 関連協会



 日独協会(JDG)

 〒160-0016 東京都新宿区信濃町18番地マヤ信濃町2番館
 受付時間:月〜金 10:00〜18:00
 TEL: 03-5368-2326 FAX: 03-5368-2065


 横浜日独協会(JDGY)

 〒223-0058 横浜市港北区新吉田東2-2-1-913
(事務局:能登)045-633-8717


point mark 5月例会 講演会

「欧州大学制度改革の現状 −ドイツを中心として−」

ヨーロッパでは現在横断的な大学改革が進行中です。 講師は比較教育の専門家、アメリカや日本と比較してしての講演。 ドイツのアビトウーア(大学入学資格試験)の具体的内容も聞けそうです。

講師 木戸裕氏(元国立国会図書館専門調査員)
 現在、大学入試センター客員研究員、東北大、上智大等の非常勤講師
日時 5月28日(日) 14:30〜16:00
会場 湘南アカデミア 7階
会費 1,000円
懇親会 会費4,500円  会場 宗平


point mark 第31回
Schwatzerei am Stammtisch

日時 6月9日(金) 15:00〜17:00
会場 藤沢商工会議所ミナパーク 5階
会費 1,000円



point mark 第50回
Singen wir zusammen
歌で楽しむドイツ語

日時 6月11日(日) 15:00〜16:30
会場 藤沢商工会議所ミナパーク 5階
会費 1,000円

テーマ Wandern

問合せ・申込み 電話またはメールで 0466-28-9150(木原) mail icon

※詳細はこちらをご覧ください。
※これまでに扱った曲目についてはこちらをご覧ください。


point mark 6月例会 講演会

「ようこそドイツへヴィルコメン ドイツ観光局が勧める2017年のドイツ旅行」
 ドイツ旅行の見どころ、事情、ご質問もどうぞ!


講師 西山 晃氏  ドイツ観光局デイレクター
日時 6月25日(日) 14:30〜16:00
会場 湘南アカデミア 7階
会費 1,000円
懇親会 会費・会場未定


point mark 第32回
Schwatzerei am Stammtisch

日時 7月7日(金) 15:00〜17:00
会場 藤沢商工会議所ミナパーク 5階
会費 1,000円



point mark 第51回
Singen wir zusammen
歌で楽しむドイツ語

日時 7月17日(月) 15:00〜16:30
会場 藤沢商工会議所ミナパーク 5階
会費 1,000円



point mark 特別例会 レクチャーコンサート

楽譜を読む "音楽は物理かも?"


講師 志賀トニオ氏
ドイツのブレーマーハーフェン歌劇場 指揮者兼コレペティトーア

 Der Wind掲載中の「劇場便り」にあるドイツの歌劇場の現状のお話もうかがえそうです。

日時 7月11日(火) 14:00〜16:00
会場 カトリック教会藤沢ホール
会費 1,000円
懇親会 会費・会場未定


point mark 7月例会 講演会

「岩倉使節団のドイツ回覧」


講師 岩崎 洋三氏 NPO法人米欧亜回覧研究会幹事
 2000年にベルリンで開催された同使節団関係シンポジウムにも参加。 使節団訪問のドイツを中心に、同じ訪問国米英仏との比較、更にビスマルクの教訓等を交え、お話頂きます。

日時 7月30日 (日) 14:30〜16:00
会場 湘南アカデミア 7階
会費 1,000円
懇親会 会費・会場未定






開催イベントについてのお知らせ







寄稿



バイロイト音楽祭の申し込み!
4回目で当選しました!



会員 中嶋 照夫

Wilhelm Richard Wagner:ワグナーはブルックナー、マーラー、R・シュトラウス等に影響を与え、 後期ロマン派の総合芸術「楽劇」(Musikdrama)として「ニーベルングの指環」を35歳の1848年から61歳の1874年に掛けて完成させた。 演奏時間計15時間、4つの楽劇からなる。7日間(演奏は内4日間)。 ドイツのバイロイトにある祝祭劇場で毎年夏期だけ行われ、ワグナーの演目のみが演奏される。 世界一、コンサートチケットの入手が困難な事でも有名です。10年連続で申し込んでも当選する可能性は少ない・・・。

まだ、私が若い20歳の頃、学校の部室で夏休み、大音量でワグナーのオペラを聞いた。 曲名は忘れたが、何故か感極まって涙が留まらなかった、と記憶している。 それから月日は流れ、定年前に「あのオペラを生で一度聴きたい!」と考えるようになり、 ワグナー関係の資料を調べた。あまりにも壮大で気の遠くなるオペラだから、 里中真知子の漫画本を読み、本も読み、そして12枚組みDVDを何度も聞いた。 でも物足りなかった。そこでドイツ語の勉強を始めたが進まなく湘南日独協会のドイツ語講座に入り勉強した。 まさに60の手習いだ。バイロイト音楽祭の申し込み方法がわからなくネットで教わり、 手紙をバイロイト祝祭音楽祭劇場ビューローに熱く思いを書いてみた。数週間後に返事が来た。 (与えられたID番号100万代であり、ネットではチケットはバイロイト祝祭音楽祭の後援会の取り分を 引いた残りの1/3が一般用。)当時は郵送のみの受付で、申し込み期限が9月中旬だった。 毎年申し込むことでカウントされている噂もあり、毎年夏期下旬に演奏演目とスケジュール等の 申し込み用紙が送られて来て毎年毎年!申し込んだ! 最近は郵送ではなくネットでただクリックするだけ (何の返事もなく届いているのか?今年も無理なのか分からなく!)の4年。 (2013から申し込みを開始し、2016年に当選した。)連続して申し込んでから10年かかると! 言われていたが、何故か、 今回(2016年)は申し込みに対してバイロイト祝祭劇場ビューローのワグナーの子孫である カタリーナ・ワグナーから申込みに関する問い合わせがメールで4回もあった。 時差もあり、いつも酔ってるときだ。メールでの返答をした。 でも諦めて、昨年11月バイロイトに行って見た。現地では英語ではなく、すべてドイツ語で (本当は上手くは通じなかった)。 バイロイトの街を把握するためできる限り歩いた。 ワグナー博物館では私が熱心に見聞きしていたから。 館長らしき人にたいそう気に入られ親切に教えてくれた。 あまり親切にされたので、何通もの申し込み用封筒を見せて、どうにかならないかと! 思ったが、不正はないみたいだった。 そして、もう来られないだろうと『さよならバイロイト!』と呟きながら日本に戻った。 その後昨年12月24日のイブの日にバイロイトから手紙が届いた。 開封したらどう考えてみても当選してるみたいだ!

   
手紙の束            この夏のプログラム

『ニーベルングの指環』4夜 演奏時間計15時間。 毎日毎日でないにしろ夕方17時〜23時30分過ぎまで4夜。 示導動機(Leitmotiv)で表現された音楽はドラマの進行に応じて(登場人物の心まで) 音の強弱、速度、表情、奏でる楽器等で微妙に音が変化し、何度聴いてもそのたびに新しい発見がある。 眠気と暑さとトイレと木製椅子に耐えられるかなー。でも行ってきます。!



劇場だより その5

これまでの劇場だよりは、こちら からご覧頂けます



ブレーマーハーフェン 志賀 トニオ氏

私がお届けする劇場便り、早くも記念?の5回目となりました。 今回はやや玄人的なテーマ“演目”についてです。1年間のシーズン中に上演される演目は、その劇場の価値や様々な事情を表す鏡のような存在です。 さっそくブレーマーハーフェンの今シーズンのオペラ部門の演目を見ていきましょう。 ドラキュラ(ミュージカル)、さまよえるオランダ人/ワーグナー、こうもり/シュトラウス、ビーダーマンと放火犯(ドイツ初演の現代曲)、 Lend me a tenor(オペレッタ風ミュージカル)、仮面舞踏会/ヴェルディ、ヴァネッサ/バーバー(20世紀に書かれた現代曲)。 この7曲の中で皆様がご存じな曲は何曲あったでしょうか?特に有名なのは、さまよえるオランダ人とこうもり。 少しクラシックに精通した方ならヴェルディの名曲、仮面舞踏会。ドラキュラはもちろん話としてはご存知かと思いますが、 そのミュージカルとなるとどうでしょうか。そして他の3曲はプロの我々でもまず知らないマイナーな曲です。 つまり、上記最初の4曲はある程度客が入る事を計算出来る安全パイ。後の3曲は採算を度外視した冒険曲なのです。 特にここの劇場では、今の支配人が来てから毎年2曲の現代曲を上演するのが伝統になっています。 毎シーズン、その2曲は客足が悪く、なのにどうしてその伝統を守ろうとしているのか私も疑問に思っていました。 1昨年の事ですが、ヴッパータールの劇場で某日本人の方がドイツの歴史上初めて総支配人になり、 シーズンの演目に有名曲だけを並べた事をメディアに痛烈に非難されていました。こんなに斬新さに欠けるつまらない演目はありえないと。 ブレーマーハーフェンの劇場は今シーズンと昨シーズン2年続けて、それぞれ別の団体から、 そのシーズンの最も優れた劇場の一つとして賞を頂きました。そしてそこで評価されたのが、上演レベルの高さと、”上演演目の斬新さ”だったのです。 つまり、斬新な演目を並べる事によって、田舎町の小さな劇場であるブレーマーハーフェンがメディアから注目を集め、存在価値を高めていたのです。 しかし、そのような冒険はあくまで財政的余裕がなければできません。劇場が公共の施設として大部分が税金で賄われているおかげと言えるでしょう。

その財政事情もドイツ国内で州によって様々で、特に旧東ドイツの幾つかの劇場は、どうしても採算重視で有名曲に偏った演目に なってしまっている事を付け加えておきましょう。

さて、ではその演目が我々の仕事の現場にどのような影響を及ぼすか見ていきましょう。

ここの劇場では現代曲のための高いソルフェージュ能力、それからミュージカルのためのジャズやポップスの知識や感性が要求されます。 特に歌手は加えてドイツ語力、演技力、ミュージカルでは踊り、タップダンス、英語力、ミュージカル用の歌唱法等、様々な能力が要求されます。 その一方でワーグナーまで歌うわけですから、かなりマルチな能力とタフさが必要です。

それに対してミュンヘンやベルリンのような大きい劇場では仕事内容が異なってきます。全体として言えるのは規模が大きい分、役割分担がはっきりしています。 例えば、ドイツ語ができなくても、イタリア語ができればイタリア物専門、ワーグナー等の大物専門、現代曲専門等。 そしてブレーマーハーフェンとの大きな違いは再演演目の多さです。劇場によってはプレミエが5曲程度で、あとは再演が10曲程度だったりします。 ちなみにミュンヘンでは何十年も前の魔笛やばらの騎士の舞台演出を今でも上演していて、その有名な舞台を見たいがために観客が訪れます。 ミュンヘンでは例年プレミエが8曲前後、再演が10数曲ありますから、ざっとオペラだけで20曲上演しています。 再演の曲は短い練習時間しか取りませんからコレペティトーアとしては、すでにキャリアをある程度積んでこれらの曲をレパートリーとして持っていなければなりません。 歌手も同様で、すでにその曲を何度も歌った事がないと参加する事はできません。オーケストラもあの難曲のばらの騎士をほぼ暗譜で弾いていますから。



「ドラキュラ」の舞台


Deutsche Witze

これまでのDeutsche Witzeは、こちら からご覧頂けます

„Wird die Operation sehr teuer?“ fragt der Patient. Der Arzt lachelt. „Dieses Problem konnen Sie getrost Ihren Erben uberlassen.“

「手術はうんとお金がかかりますか?」患者が訊いた。医者、微笑みながら曰く、「あゝ、その問題ならあなたの跡取りの方に安心してお任せなさい。」


Der Patient sagt zum Arzt: „Herr Doktor, ich bin so wahnsinnig aufgeregt. Das ist meine erste Operation!“ Daraufhin meint der Arzt: „Ich kann Sie so gut verstehen. Mir geht es genau so.“

患者が医者に訴える、「先生、私は今とても興奮しています。手術を受けるのはなにしろ初めてなので…。」 医者応えて曰く、「よく分かりますよ。実は私も、あなたと同じように初めてなので…。」


„Konnten Sie nicht fruher kommen?“ fragt der Arzt vorwurfsvoll. „Die Sprechstunde ist langst beendet.“ „Tut mir aufrichtig leid“, erwidert der Patient. „Aber der Hund hat mich nicht fruher gebissen.“

医者が非難するように言った、「もっと早く来られなかったんですか? 診察時間はとっくに終っていますよ。」「本当に申し訳ございません。」患者は答えた。 「でも、犬がこれより早く噛みついてくれなかったものですから。」  GKK



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