湘南日独協会 入会歓迎!
湘南地区のドイツに興味のある方、お気軽にご参加ください。気さくで楽しい団体です。年齢不問
→お問い合わせフォーム →入会申込書
各サークル、イベントへの参加者を募集中!ご興味のある方はお問い合わせください。
更新情報・活動予定
3/13(木)14:00~16:00 見て聴いて楽しむ音楽史 「メンデルスゾーンの音楽:フィンガルの洞窟、交響曲第2番「讃歌」、ヴァイオリン協奏曲、無言歌」高橋善彦氏(会員) 会場:藤沢商工会館ミナパーク
2025/3/23(日)15:00~17:00 講演会「鴎外と漱石」 藤野 満氏 会場:藤沢商工会館ミナパーク
ドイツ語講座 New!ドイツ語講座のご案内 (2025年 春・夏期 4月~9月) 受講申し込みフォーム
→受講生に聴いた「ドイツ語学習のきっかけと目的」
会報 Der Wind 2025年3月号 (通巻147号)up
合唱団アムゼル 2/19の練習報告
SWZ(ドイツ語で歌おう!) 2/20の活動報告
読書会 10月-2025年4月日程表
談話室(SAS) 日程
過去の会報が全て閲覧できるようになりました。こちらにリンクがあります。
湘南日独協会 活動の様子
| 2024年10月 Bierfest2024 美味しい料理、ビール、ワインと陽気なドイツの歌で最高に楽しいBierfestでした。 | |
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| 2024年5月 創立25周年特別企画「日本文化に親しむ会(茶道と香道をとおして)」 会のテーマは「源氏物語」 お茶では器や花やお菓子で源氏物語の世界を味わい、お香では源氏香を楽しんで頂きました。 | |
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| 「SWZ(ドイツ語で歌おう!)」2023/7/11 BIERFESTにて♪日頃の練習の成果を、指導役の木原副会長の下に大いに歌いました。SWZは色々なドイツ語の歌を歌う会です。音楽の知識がなくても大丈夫!お気軽にご参加ください。 | |
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| 2023/10/7 混声合唱団アムゼルが、ゾーリンゲン音楽祭にビデオ参加。日本からの参加団体はアムゼルのみでした。→参加ビデオはこちら | |
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| 「談話室 SAS」テーマを決めて自由なトークと情報交換をします。お気軽にご参加ください。写真は2023年忘年会 | |
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| 「ドイツ語講座」写真はコロナ禍を経て3年ぶりにフリース先生、中川先生、受講生たちが直接対面した時のもの(2023/2/11) | |
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| 「読書会ードイツ文学を原語で楽しむ会」「デミアン」、「アウグスツス」、「トニオクレーゲル」等を、苦しみながら楽しく読み終え、次はヘッセの「少年の日の思い出」を取り上げる予定です。関心をお持ちの方はご連絡ください。見学もどうぞ遠慮なくおいで下さい。 | |
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会員の皆さまへ
会報への投稿、会報発送作業のお手伝いを宜しくお願い致します!ご協力頂ける方は、こちらからご連絡ください。会報の発送作業は、原則3月、6月、9月、12月の第2日曜日午前10時からです。会報への投稿は発行月の前月中旬までにお願い致します。
※皆さまが催される演奏会、講演会、イベント等の情報もお寄せください。
神経の傷痕(きずあと)
湘南日独協会 理事 星 野 諭
私はドイツに住んだことがない。旅行は大学時代にゼミ仲間と出かけた中/東欧周遊と、会社員のころG・Wを利用して行ったアウクスブルクでのホームステイのみ。 ドイツ語は今もうまくしゃべれない。現在ドイツ語講座の運営を担当しているが、その未熟な受講生でもある。そんな私にとってドイツとは何か。
「中二病」という言葉がある。ウィキペディアでは「中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動を自虐する語」と定義されている。2年生とは限らないが、人は中学生のときの感性でその人生が大体決まるように思う。 神奈川に生まれ育った私の感性は、東京の私立中学に進学してからそれまでとはまったく違う刺激を受けることとなった。
学校の図書館で出会った小説『幽霊』の著者北杜夫が、同じ中学出身の先輩だと知って驚いた。OBによるピアノ演奏会では山下洋輔が肘で鍵盤をたたいていた。 同級生の間で話題の音楽はプログレをはじめとする最先端のロックだった。私はクラシックに傾倒し、文化祭ではフルトヴェングラーやカラヤンのレコードコンサートをやった。
当時の小中学生の趣味の王道は切手集めだった。学友に誘われて初めて訪れた新宿の郵趣会館はその世界の頂点だった。お年玉を握りしめて出かけて行き、ミッヘル社のドイツ切手カタログ専門版を手に入れた。それを読むため、授業で必要と偽って母親に独和辞典を買ってもらった。それから毎日のように戦前のドイツ切手を求めて新宿に通った。中学2年の時、全国切手展に 「ナチスドイツと第二次世界大戦」という題のコレクションを出品し、審査員奨励賞を貰って有頂天になった。ドイツ語の入門書も手に入れたが、同好の先輩から大学に入るまでは英語に集中した方がよいとアドバイスされて封印した。 ところが大学では遊びや麻雀に夢中でドイツ語の授業をサボった。就職先としてドイツへの海外駐在もあると人事課が宣う会社を選んだ。しかしドイツ・フリークを自称し、毎年ドイツへの異動希望を書いていた私には、駐在はおろか、ドイツへの出張の機会すらとうとう訪れなかった。会社もよく人をみている。
思い起こせば、小学6年のころ読んだシャーロック・ホームズ『深夜の恐怖』(原題『緋色の研究』)で、犯人が殺人現場に残した“RACHE“という言葉が印象的だった。 スコットランドヤードのヘボ刑事が「犯人はレイチェルという女性の名前を書きかけた」と迷推理をすると、ホームズはそれが「復讐」という意味のドイツ語であると喝破する。 女性の名前が復讐に似ているとは、ドイツ語とは何と恐ろしげで厳めしい言語であるかと子供心に感じた。
さらにそれより前のこと。家にクラシックの小曲を集めたソノシートがあり、私はよくそれを小さなレコードプレーヤーで聴いていた。その中の一曲『乙女の祈り』のジャケット解説に、 額に巻き髪の若くて華奢な西洋の女性の写真が載っていた。彼女の顔を見つめているうちに、幼い私は何か胸が切なくなった。ずっと後年になってそれが19世紀ウィーンを舞台にした映画 『エリザベート』の主役を演じたロミー・シュナイダーであると知った。
北杜夫は『幽霊』で、人はなぜ特定の相手に初恋をするのか語っている。「すべては幼年期のしわざ、神経に刻まれた傷痕のいたずらです」。私にとってのドイツは神経に刻まれた傷痕に似ている。






