混声合唱団 アムゼルの演奏活動

創立以来、毎年、湘南オクトーバーフェストに出演し、2009年から「ふじさわ合唱祭」に参加しています。 ドイツ語の発音表現に好評を頂いています。

オクトーバーフェストと言えば、横浜が有名ですが、赤レンガ倉庫で始まった頃には「アムゼル」が2004年から3年間、ミュンヘンからの楽団と共演しました。

第37回ふじさわ合唱祭

2019. 7.28

於 藤沢市民会館

録音



1. Die Nacht「夜」 D.983
  Friedrich Wilhelm Krummacher, Franz Peter Schubert

2. An die Sonne「太陽に寄す」 D.439
  Johann Peter Uz, Franz Peter Schubert

15周年記念コンサート

2018. 5.18

於 鎌倉芸術館

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浜辺の歌



美しく青きドナウ



歌劇「こうもり」より   シャンパンを讃える歌



歌劇「こうもり」より   円舞曲

オクトーバーフェスト

2017.10.15

於 藤沢市民会館


ふじさわ合唱祭

2017. 7.23

於 藤沢市民会館



収録  湘南日独協会 創立20周年記念講演会
ドイツ生まれ日本育ちの歌

馴れ親しんだこの曲の故郷は?

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混声合唱団アムゼルの若林倖子さんの講演とアムゼル有志による合唱は大好評でした。 講演の中で次々に明かされた、子供のころ口ずさんだ数々の歌が実はドイツの民謡だったという事実! その驚きのお話と、日本語とドイツ語で歌い分けるアムゼルの歌声をほんの一部、ここに収録しました。 ご覧ください。

動画を見るには、下の画面をクリックしてください。9分半くらいあります。



「ドイツ生まれ日本育ちの歌」  峯松 景子

なんとリストは50曲。あれもこれも、あらそれもとおどろきです。 若林さんのお話しは分かりやすく歌詞の朗読はユーモアあふれ情景の思い浮かぶ素晴らしいものでした。 朗読に続いて「それでは歌ってみましょう」と若林さんの優しい声。 梶井先生の合図で会場の皆様と一緒に13曲。 最初に歌うのは「かすみか雲か」二つの異なるドイツ語の歌詞があり同じメロディーで 「楽しい」「悲しい」そして日本ではのどかな歌詞が付けられ、3様です。 アムゼル選抜隊(?)の少々不安なドイツ語と歌声ではありましたがどんどん続きます。

誰もが日本の歌だと思っていた「かえるの歌」は日本語とドイツ語でともに輪唱で歌い、 アンコールは宝塚歌劇で有名な「すみれの花の咲く頃」。 すべてが暖かなひとつの音楽会になった楽しいひと時でした。

 
関川さん(左)と峯松さん(右)      講師の若林さん(中央)と指揮をする梶井先生(左)

「ドイツ生まれ日本育ちの歌」に参加して  関川 由美子

心待ちにしていた若林さんの講演!ドイツ生まれ日本育ちの歌の多さにあらためて驚きました。 音楽の造詣の深さと研究熱心な若林さん‥‥お話の進行も素晴らしく皆さんも引き込まれていました。

文化、習慣の違いで日本に入ってから歌詞や内容が変わった歌が多く、 私が小学生の頃ドイツの学校で歌っていた"Alle Voegel sind schon da"は帰国後"霞みか雲か"の歌詞を知り余りの違いに驚いたのを覚えています。 今まで何気なく歌っていた各々の歌のできた背景を知り文化の違いを感じた有意義な会でした。 そして大事に歌い繋いで行きたいと思いました。

(2019. 3.28 記)



プロフィール紹介



梶井 智子
(ソプラノ、指揮)
国立音楽大学声楽科卒業。 1986年メクレンブルク州立劇場専属ソプラノ歌手となり、 ゲラ国際オぺラ歌手コンクールに入選し、ドイツ各地でバタフライ、ルサルカ、パミーナ(魔笛)、 ザフィー(ジプシー男爵〉、賢い女、アンナ(ウィンザーの陽気な女房たち)など多くのタイトルロールで オペラ・オぺレッタに出演した。また、1991年にはニューヨークにおいてドィツ大使館主催のドィツ 統一記念のリサイタルを行うなど、歌曲、宗教曲、カンタータのコンサート歌手としても定評がある。 ノイシュトレーリッツ市立音楽学校声楽科講師を務めたほか、ドイッ語指導でも高い評価を得ている。 2003年より、湘南日独協会混声合唱団『アムゼル』の指導、指揮に携わる。メクレンブルグ芸術協会、 二期会、日本演奏連盟、湘南日独協会各会員。


内海 祥子
(ピアノ)
洗足学園音楽大学器楽専攻ピアノ科卒業。同音楽大学大学院音楽研究科ピアノコース修了。 「ミュンへン国際ピアノセミナー2012」にて、M.シェーファー氏のレッスンを受講し、修了演奏会に出演。 2012年より、東京オペラシティリサイタルホールにて、家永音楽事務所、Mov.主催「期待されるピアニスト」に 毎年出演など多数のジョイントコンサートに出演。2017年ムジカーザにてソロリサイタル開催。 これまでに、ピアノを細居真佐美、西川麻里子の両氏に師事。
2007年より「アムゼル」の伴奏ピアニストを務めている。 湘南日独協会会員。

混声合唱団 アムゼルで歌う愉しみ

アムゼル代表 辻川 一徳

  
  辻川氏                梶井智子先生       

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合唱団「アムゼル」は2002年、当時の岩崎英二郎湘南日独協会会長の「協会の合唱団をつくってほしい」 という要望に応えて発起人たちが動き始め、2003年に団員16名で発足したものです。 同年2月に梶井智子先生を指導者に迎えて練習を始めました。 それから15年、いまや団員は休会中の人も含め51名(実動46名)の大所帯に成長、5月18日、 鎌倉芸術館小ホールで15周年記念コンサートを開きました。 発足当初は「野ばら」や「ローレライ」のような誰もが知っている歌を中心に歌っていたそうですが、 今ではモーツァルトやブラームスの相当高度な歌まで歌えるようになりました。

さて私はといえば、この草創期からのメンバーではありません。 大学でドイツ語を学び、10年ちかくの海外勤務のうち1年間だけはベルリンで暮らしたことから、 湘南日独協会が発足したとき入会しました。 そして2002年に仕事を引退したとき、 老後の活動の一つとして合唱をやってみたいと思いたったのです。 その夏、当時わが家の近所にあった「湘南ホテル」で開かれた日独協会のパーティに出席、 ゲストとして招かれドイツの歌を歌った「湘南男声合唱団」の歌が気に入って入れてもらいました。 当時まだアムゼルは存在しなかったのです。 日独協会のパーティで知り合ったアムゼルの長老だった赤羽根恵吉さんから 「もうアムゼルというものができたのだから、あなたも来なけりゃだめだよ」と言われ、 「はい」と言って入団したのは2003年秋のことでした。以来、私は合唱団としては二足のわらじをはいているわけです。

アムゼルの練習は原則奇数週のみ。毎週やっている湘南男声のそれにくらべると、 要求されるものがだいぶ「ゆるい」気がします。でもそれは心地よいゆるやかさです。 アムゼルが何より「日独交流」を目的とし、「楽しく歌う」ことをモットーとしている合唱団だからでしょう。

アムゼルで歌う愉しみの第一は、チャーミングな梶井先生のご指導だと思います。 本来は声楽家の先生は、ときにみんなのあいだを走り回り、 一人ひとりの顔をのぞきこんだりしながら、われわれの内部に眠っている「歌ごころ」を引き出し、 歌う楽しさを教えてくださいます。伴奏の若い内海祥子さんが、 「お雇いピアニスト」ではなく団の一員として、役員会にも必ず出席して団のことを知り、 ともすればふらつきがちになるわれわれ年配者の声を支えてくれるのもアムゼルの強みのひとつです。 そして唯一のドイツ人メンバー志賀リンデさんが、ミュンヘンっ子特有の陽気さでムードメーカーになり、 またアムゼル団員のためのドイツ語クラスを開いたりしてくれています。 梶井先生のドイツ語発音指導は定評のあるところですが、さらにリンデさんというお手本を得て、 アムゼルの歌は毎年出演する「ふじさわ合唱祭」でも「発音はさすが」という講師の講評をもらっています。 (ほめてもらっているのは発音だけではありません)。

2018年、私たちが精力を傾けたのは15周年記念コンサートでした。 2013年に開いた10周年コンサート以来の大舞台です。 5月18日、湘南日独協会創立20周年を兼ねて鎌倉芸術館小ホールで開催しました。 はじめに私たちアムゼルが登場して「ドイツ語で歌う日本歌曲」をご披露したあと、 湘南日独協会 松野会長のご挨拶、リムシャ ドイツ公使、鈴木 藤沢市長の祝辞と行事は滞りなく進んで、 湘南日独協会会員・松野美智子さんのヴァイオリンソナタ演奏で第1部を終わりました。 第2部はアムゼルの舞台。モーツァルト、ブラームスの歌曲、つづいて「美しき青きドナウ」を歌い、 舞台転換のあと、「すみれの花咲くころ」、「会議は踊る」の主題歌「ただ一度だけ」、 そしてオペレッタ「こうもり」からの曲など、皆様にもおなじみのメロディを歌いました。 最後のほうではヴァイオリンの松野美智子さんにも加わっていただいて、 われわれも暗譜で舞台を動き回り、華やかなフィナーレとなりました。

結果は、決して自画自賛ではなく、大成功だったと思っています。 お客様は口々に「楽しかった」「楽しかった」と言ってくださいました。 「舞台でワルツを踊る合唱団なんてほかにないよ」というお声もありました。 この日のために、私たちも一生懸命練習を重ねました。 その際痛感したのは、やはり前回のコンサートのときよりみんな五つ年をとったということです。 簡単にできそうな動きも思うにまかせません。 なにしろ私たちの最年長者は94歳、80歳代となるとが男性陣に5人、女性も、 しかとはわかりませんが、複数いるはずなのです。 でもみんながんばって、舞台では若干の「ご愛嬌」もありましたが、 みごと勤め上げました。本番に強いのは「年の功」かもしれません。 じつは2日前のゲネプロでは「どうなることやら」という出来だったのです。 しかし、両方を聴いた人が「同じ合唱団とは思えなかった」と言ってくれました。 「歌うことは、とくにドイツ語で歌うことは体にも脳にもいい」 という私たちの信念を実証できたように思います。 ただ、もう少し若い年代の人たちが入ってきてくれて、 アムゼルの若返りを図れればいいなと願っています。

(2018. 9.23 記)



混声合唱団 アムゼルのドイツとの縁

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ドイツとの縁はワイマールからの鎌倉への訪問団との交流会へは何度も参加し演奏をしています。 ドイツからのジルヒャー男声合唱団、ウルマーカンマーアンサンブルとの共演もありました。 日独交流150周年を記念し、大使館主催の行事で東京有栖川記念公園で演奏し、 日本全国で日独協会の合唱団としては唯一の存在が広く知られています。

  



10周年記念コンサート パンフレット


15周年記念コンサート パンフレット


混声合唱団 アムゼル総会後の新年会風景 (2019年)

  

  


混声合唱団 アムゼルの歩み

2002年
  5月25日
岩﨑英二郎・湘南日独協会会長(当時)の要請により、協会付属合唱団設立の活動を始める
  9月28日 湘南日独協会例会後、「合唱団発起人会」を開催
小沢久美子氏の指導で、8人でレッスン開始
2003年
  1月15日

湘南日独協会総会において混声合唱団の結成を承認
  2月19日 梶井智子氏を指導者に迎え練習開始 団員16名
  5月 合唱団第1回総会 狩野博美氏が代表に就任
団の愛称を「アムゼル」とする。
  5月27日 ワイマール独日協会会長ら来湘、歓迎会で合唱
  8月 2日 ドイツフェア 湘南エールアンサンブルと共演
(ドイツフェア、および2008年以降の「湘南オクトーバーフェスト」に毎年出演)
  12月20日 湘南日独協会創立5周年記念事業、乃羽バレー団「くるみ割り人形」雪の部合唱
(於・藤沢市民会館大ホール)
2004年
  10月 5日
「オクトーバーフェストin 横浜」に出演
(於・横浜赤レンガ倉庫)
  11月17日 ワイマール市長とワイマール独日協会役員の歓迎会に出演
(於・湘南クリスタルホテル)
2006年
  7月17日
日独交流コンサート ドイツから来日のウルマー・カンマーアンサンブル、および湘南アマデウス合唱団と共演
(於・藤沢市民会館大ホール)
  10月 5日 「オクトーバーフェストin 横浜」に出演
(於・横浜赤レンガ倉庫)
  11月 1日 日独交流コンサート ドイツから来日の「ジルヒャー男声合唱団」と共演
(藤沢市民会館第2展示ホール)
2008年
  10月18日
湘南日独協会創立10周年記念および合唱団「アムゼル」創立5周年祝賀音楽会
(於・リラホール)
2009年
  1月21日
西川統氏が第2代代表に就任 団員29名
  2月 ふじさわ合唱連盟に加入
  7月26日 第27回ふじさわ合唱祭に初参加
(以降、ふじさわ合唱祭には毎年参加)
2010年
  4月 7日
日独交流演奏会 ウルマー・カンマーアンサンブル、湘南アマデウス合唱団と共演
2011年
  5月 9日
湘南日独協会主催「日独交流150周年記念『日独音楽家の集い』」に出演
マヌエラ・ヤンケ、マノン・ヤンケ姉妹や梶井龍太郎・智子夫妻らプロ演奏家の前座を務める
(於・鎌倉芸術館小ホール)
  10月23日 ドイツ大使館主催「日独交流150周年」行事に出演
(於・東京・有栖川記念公園の野外舞台)
2013年
  5月19日
アムゼル10周年記念コンサート
 初の自主演奏会、賛助出演・梶井龍太郎氏 団員42名
(於・鎌倉芸術館小ホール)
2014年
  2月 5日
辻川一徳氏が第3代代表に就任
運営規則を改定、副代表(2名以内)を置くこととし、大久保昭、若林倖子の両氏が就任
  11月18日 湘南日独協会主催・ワイマール市民訪問団歓迎会に参加
(於・湘南クリスタルホテル)
2014年~
  2017年

15周年記念公演に向けて各課題曲をふじさわ合唱祭や オクトーバーフェストで発表し、より良きものにするよう研鑽に務める
団員51名
2018年
  5月18日
湘南日独協会創立20周年および合唱団「アムゼル」15周年記念コンサート
(於・鎌倉芸術館小ホール)


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