ミュンヘンでのチャリティーピアノリサイタル
会員 西川 麻里子
演奏する西川さんと荻野さん
2018年3月11日ドイツ、ミュンヘンのMOVIMENTOにおいて、東日本大震災チャリティーピアノリサイタル、
Benefizkonzert für die Tsunami-Waisenkinder in Japan
「震災孤児たちの希望ある未来のために〜ピアノの響きに乗せて」が無事終了いたしました。
今回のコンサートは、ドイツ在住のリヒター恵子様が主催してくださいました。また、
バイエルン独日協会
(会員数800名、ドイツ国内最大の独日協会) の皆様もコンサートの主旨に賛同してくださり、
独日協会の共催という形をご提案頂いてコンサートの宣伝活動に多大なるご協力を頂戴いたしました。
会場の皆さん
コンサート当日は、独日協会の浅野昭博様、主催のリヒター恵子様のご挨拶に始まり、
在ミュンヘン領事館より木村総領事様が日本語とドイツ語でご挨拶をしてくださいました。
総領事様は、ご家族お揃いでいらしてくださいました。
挨拶されるミュンヘンの木村総領事
皆様のご挨拶に続き、荻野美恵子、西川麻里子、塩塚美知子によるピアノリサイタルです。
荻野・西川のデュオによる、メンデルスゾーン作曲のデュエット、中田喜直作曲の組曲
「日本の四季」、ブラームス作曲のハンガリアン舞曲、塩塚のソロでショパンのノクターン、
ラフマニノフの前奏曲、エチュード、リストの「オーベルマンの谷」を演奏いたしました。
休憩なしで80分ほどのコンサートでしたが、満席のお客様が暖かく迎えてくださり、
本当に幸せな気持ちで演奏させて頂きました。
会場に集った方々が、国籍を超えて被災地に思いを馳せ、会場はなんとも言えない暖かい雰囲気に包まれていました。
また、
ドイツダイジェスト
(ドイツに住む日本人のための日本語フリーペーパー)の記者の方が取材に来てくださいました。
これから、コンサートについての記事を書いてくださるそうです。
日本語の地元紙
休憩をはさみ、震災の教訓を紙芝居にしたもののDVD「吉浜のおゆき」英語版の上映がありました。
大船渡津波伝承館の斉藤館長のメッセージも流され、
震災や津波の怖さや被害を知らないドイツの方や若い世代にも、興味深く感じて頂けたようでした。
また、お洋服をご寄付いただく形でご協賛頂きました「うさと」の「うさとができるまで」の上映がありました。
日本から、タイのチェンマイから、ドイツ地方都市から、
たくさんの方が自費で足を運んでこのコンサートのためにご尽力くださいました。
私たち3名も、たくさんの方々のお気持ち、お支えの中で演奏をさせて頂けましたこと、
このような機会に恵まれたことに心からの感謝を感じております。
ご来賓9名、お客様61名、無料の中学生以下のお子様は5名で、合計75名の方に
ご参加頂きました。入場料金と募金は1,895ユーロになりました。
こちらは羽田空港で両替をして、240,039円になりました。
渡独前に、日本でも募金したい、というお声に応えて2箇所でハウスコンサートを行いました。
日本円での募金が、93,700円ございましたので、募金額の合計は333,739円になりました。
たくさんの方のお気持ちが、被災地の子供たちに届くことを願っております。
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