湘南日独協会 入会歓迎!
湘南地区のドイツに興味のある方、お気軽にご参加ください。気さくで楽しい団体です。年齢不問
→お問い合わせフォーム →入会申込書
各サークル、イベントへの参加者を募集中!ご興味のある方はお問い合わせください。
更新情報・活動予定
- 2024望年会 (忘年会) まだお申し込み受付中です! 福引きに豪華景品を用意! 12/14(土) 17:00~19:00 中国料理煌蘭藤沢店 →お申し込みはこちら(電話申込可)
- 12/19(木)14:00~16:00 見て聴いて楽しむ音楽史「ベートーベンの9曲の交響曲」高橋善彦氏(会員) 会場:藤沢商工会館ミナパーク
- 2025/1/19(日)15:00~17:00 講演会「食に秘められた「いのち」のリレーと水の役割」 林今井正直氏 会場:藤沢商工会館ミナパーク
- 合唱団アムゼル 11/20の練習報告up
- SWZ(ドイツ語で歌おう!) 11/22の活動報告up
- ドイツ語講座 →2024秋・冬期 受講者募集案内 →受講申し込み →日程表
- 読書会 10月-2025年4月日程表
- 談話室(SAS)
- 会報 Der Wind 2024年9月号 (通巻145号)
- 催事カレンダー9月~12月
湘南日独協会 活動の様子
2024年7月 月例会 講演会「105歳(106歳を間近に迎えて)を振り返る」 講師:藤田 操氏(会員) 幼少期から戦前・戦後を経て、68歳から本格的に始めたドイツ語学習の研鑽まで、長い個人の歴史について1時間半を超えてご説明いただきました。 | |
2024年5月 創立25周年特別企画「日本文化に親しむ会(茶道と香道をとおして)」 会のテーマは「源氏物語」 お茶では器や花やお菓子で源氏物語の世界を味わい、お香では源氏香を楽しんで頂きました。 | |
2023年10月29日ふじさわ国際交流フェスティバル 今年で9回目の参加です!ドイツビールとブレッツェルを販売し、グミベアとバウムクーヘンをたくさん準備して立ち寄られた皆様にプレゼントしました。 | |
「SWZ(ドイツ語で歌おう!)」2023/7/11 BIERFESTにて♪日頃の練習の成果を、指導役の木原副会長の下に大いに歌いました。SWZは色々なドイツ語の歌を歌う会です。音楽の知識がなくても大丈夫!お気軽にご参加ください。 | |
2023/10/7 混声合唱団アムゼルが、ゾーリンゲン音楽祭にビデオ参加。日本からの参加団体はアムゼルのみでした。→参加ビデオはこちら | |
「談話室 SAS」テーマを決めて自由なトークと情報交換をします。お気軽にご参加ください。写真は2023年忘年会 | |
「ドイツ語講座」写真はコロナ禍を経て3年ぶりにフリース先生、中川先生、受講生たちが直接対面した時のもの(2023/2/11) | |
ドイツ語教材のご案内 |
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「読書会ードイツ文学を原語で楽しむ会」「デミアン」、「アウグスツス」、「トニオクレーゲル」等を、苦しみながら楽しく読み終え、次はヘッセの「少年の日の思い出」を取り上げる予定です。関心をお持ちの方はご連絡ください。見学もどうぞ遠慮なくおいで下さい。 | |
会員の皆さまへ
会報への投稿、会報発送作業のお手伝いを宜しくお願い致します!ご協力頂ける方は、こちらからご連絡ください。会報の発送作業は、原則3月、6月、9月、12月の第2日曜日午前10時からです。会報への投稿は発行月の前月中旬までにお願い致します。
※皆さまが催される演奏会、講演会、イベント等の情報もお寄せください。
五年ぶりにドイツを訪ねる
湘南日独協会 相談役 大久保 明
5月12日入国、21日出国の短い滞在の5年ぶりのドイツでした。新型コロナの感染流行直前の2019年6月に2週間のドイツ旅行後の初めての海外、老いの一人旅で、家族には様々な制約を申し渡されて出発しました。目的は友人、知人との再会とその間に亡くなられた友人の墓参でした。
外国為替市場では円安の進行で、ドイツの物価上昇と合わせて何もかも五年前より高くなったとの印象が強く残りました。日本のビジネスホテル系統のホテルに宿泊しましたが、5年前とは顧客層に大きな変化があり、日本人の比率は極端に少なくなり、ドイツ人を含む欧米系と中国人を中心とするアジア系が多く見られました。街でも日本人旅行者に会うことも少なく、アジア系より中東・アフリカ系の人達の姿が予想以上に増加していました。これは移民政策の結果、労働力でも彼らに依存することがより鮮明になったと感じると同時に、文化・風俗の異なる人々の増加により一般市民の少なからぬ精神的負担になっていることを強く感じました。
今回、現在日本で議論されている「夫婦別姓」に関して印象深い事例に出会いました。丁度50年前に初めてドイツへ赴任した当時、一緒に机を並べたドイツ人女性に会いました。彼女とは何度もドイツあるいは日本で会い、彼女のこれまでの結婚も離婚も知っています。彼女は離婚後再婚しても前夫の姓を名乗っています。ドイツのメルケル元首相も同様に最初の夫の姓を名乗っていることは有名です。そればかりではなく、前夫の血縁者の集まりに参加しずっと「大家族的付き合い」を続けているようです。一度親しくなった夫の縁者と、夫との離婚後もわだかまりなく交際しています。
妻がイタリア系の米国人の友人は、今年はサルジニア島に血縁のある多くの家族が集まり1週間を過ごすそうです。欧米の個人主義と思われる彼らが今もって大家族的な繋がりを大事にし、楽しんでいることを知り、従兄弟程度の近親者とも疎遠になりつつある「核家族的」な昨今の日本との違いを感じさせられました。
友人の墓参もしました。共同墓地に埋葬(単独の土葬)され、残された夫人(子の無い)のための墓地は別の場所になる予定ということです。もちろん家族用の墓地を有する方もおります。別の友人の夫人は私がドイツへ行く直前に亡くなり、残念ながら会うことが出来ませんでした。その夫人は本人の希望でハンブルク近郊の自分の生まれ故郷の家族墓地に埋葬され、配偶者である友人は現在住んでいるフランクフルトの郊外の共同墓地への埋葬を考えています。このように、ドイツ人の生前も死後も常に個人を重視した考え方に改めて強い印象を受けました。一方日本では核家族化が進み、親戚付き合いが薄くなり、戦前の日本での田舎のような、大家族主義的な繋がりがヨーロッパに残されている事に感動を覚えたものでした。
冒頭に述べました円安環境に関しては、これまで感じた事のない不安感に襲われました。1965年に社会人としての第一歩を踏み出した私は、外国為替市場で円高の局面の長い経験から、円の力は日本の国力を現わしていると感じています。円安によるインバウンド効果ということの評価もあるようですが、適正な水準に落ち着いて、海外との交流も滞りなく順調に行える環境が大事であることを強く思っています。そのためには、国の総合力の強化を急ぐ必要があると思います。この秋には国政にも変化があると思います。日本の政治に大きな変革を期待したいと思います。